WindowsとMacで迷った時の選択基準と比較

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WindowsとMacのどちらを選べばよいか、それはその方のパソコンに対する知識がどの程度あるか、またパソコンを使って何がしたいかによって決まってきます。

しかし、もしこれらについて特にその知識や使用目的がないのであれば、Windowsを選ぶのが賢明です。その理由は普通にパソコンを使う、たとえばウェブ・ブラウジングをするだけとか、メールを読み書きする、あるいは普通に文書を作成しそこに簡単な図表を入れる程度であれば、この二つに大きな使い勝手の違いがなく、かつWindowsパソコンの方かMacパソコンよりもかなり安価に手に入れることが出来るからです。

この記事は、以上のことをふまえてWindowsとMacのそれぞれの生い立ち、利点・欠点などをご紹介し、その上で使用用途に応じた選び方をご説明します。この二つのうちのどちらにしたらよいのか分からなくなった方に、やさしくご指南をさしあげます。

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1.Windowsの歴史・特徴・長所

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Windowsは、Microsoftが開発したパソコン用のOS(オペレーティング・システム)です。その黎明期では独立したOSではなくMS-DOSというパソコン用の16ビット対応OS上で動くアプリに過ぎませんでした。

後にGUI(グラフィック・ユーザー・インタフェース)環境で先行していたMacを追い越し、世界のパソコン市場の売り上げトップになりました。

Windowsの歴史

Windowsの最初のバージョンであるWindows 1.0は、MS-DOS上で動くアプリの一つにしか過ぎませんでした。そして次第にその機能の拡張がなされていき、Windows 3.1の時にDOS/V(日本アイ・ビー・エムが開発したパソコン用OSの総称)の事実上の後継品となり爆発的に売れるようになりました。

その理由としては、まずその当時のパソコンは、ハードウェアの仕様が異なる製造メーカーで作られたものが多く存在し、それぞれで動作させるアプリケーションはその仕様に依存していました。

つまり同じアプリケーションでもハードウェア仕様が異なるパソコン同士での互換性がなかったことが背景にありました。

そこでWindows3.1からは、ハードウェアの仕様を含むシステム・アーキテクチャの違いをWindowsが吸収して上位のアプリにはAPIというアプリ共通のアプリケーション・インタフェースが提供され始めたことと、統一されたGUIをユーザ向けに提供することが出来るようになりました。

これにより、これまである特定のパソコンでしか動作しなかったアプリが他のシステム・アーキテクチャの異なるパソコンでも動作できるようになり、ユーザーの利便性が向上したことが挙げられます。

ネットワークアクセス機能が整備

そしてWindows 95が登場するまでの間にWindowsに不足していたネットワークアクセス機能が整備されるようになり、パソコンとインターネットの元年と言われた1995年に発売されたこのOSは、その後のWindowsの操作性の基本となりました。

次の段階としては、所詮MS-DOSの延長に過ぎなかったWindows 9X系を、より可用性の高いものにグレードアップする研究がなされ、Windows NT系が発表されました。これはビジネス・ユーズを視野に入れたものですが、その後これを一般ユーザー向けにも適用する改良がなされ、Windows XPが投入されました。このOSは非常に安定しており、消費者層や一般企業での人気を勝ち取り続けました。

その後は、64ビットCPU対応となったWindows XPやこれに続くWindows 7が発売され、タブレット端末にも対応したWindows 8が引き続きリリースされ、現在のWindows 10に至ったわけです。

Windowsの特徴

Windowsが登場するまでのパソコンのアプリは、前述しました通り使用するパソコンのハードウェアやOSのアーキテクチャに依存していましたから、それらが異なるパソコンでは、このアプリを動かすことが出来ませんでした。

それがWindowsの登場により、アプリはそれが動作するパソコンのアーキテクチャを意識する必要がなくなり、このことによりWindows上で動くアプリが全世界で爆発的に誕生し、関係するソフトウェアとハードウェアの市場が一気に開花したのです。

最近では、タブレット端末に対応したスクリーン・タッチで制御する種類のものも登場しています。

Windowsのメリット

パソコンを選ぶときに、そのハードウェアの構成に依存されることなく自分好みのものを選ぶことが出来るようになったことにより、Windowsが動くパソコンの選択肢は非常に多種に及ぶことになりました。

ですから、消費者は動かしたいアプリを自分の好みのパソコンで動作させることが出来るわけです。

またWindowにはこれに対応したフリーソフトのアプリが数多くあり、利用できるアプリの数ではMacをしのぎます。

Windowsのデメリット

操作性においては、やはりMacの方が使い易いといえます。Windows 10からスマートフォン同様の操作性になったとはいえ、Macほど直感的ではないのです。

また、扱えるハードウェアの製造メーカーの数が多くなり、デバイス・ドライバーなどの予期せぬエラーが出ることもあり、その対応にははじめての方には大変な状況となりがちです。

Windowsの最新バージョン

2016年現在、パソコン用のWindows 10とサーバー用のWindows Server 2012、そして組込みシステム用のWindows CEがその製品群の中核をなしています。

2.Macの歴史・特徴・長所

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Macは、Macintoshの頭三文字のことであり、パソコンの使い方を個人レベルに特化し、通常のパソコンとしての使い方以外に、グラフィックデザインやイラストデザイン、ウエブデザインなど、そして音楽や映像などのエンターテインメント作品のデスク・トップ・パブリッシュに一番適したプラットフォームを提供しています。

Macの歴史

パソコンの原形は、Macの前身のアップル1の完成からだと言われています。いわゆるウィンドウ・システムはUNIXのXウィンドウよりも古くから作られたと言われています。またパソコンには欠かせないマウスや、パソコン用の3.5インチのフロッピーディスクも、最初に採用したのはMacです。

そしてWindowsの表計算ソフトでは定番のWindows Excelも製品化はMicrosoftが行いましたが、実は米国で最初にMac用に作られたものなのです。さらにその後、ディスプレイと本体を一体型にしたiMacが登場します。最初は半球状のボディから始まり液晶モニターだけのような薄型ボディという風に常に斬新さを追い求めて行きました。

このiシリーズの飛躍はここから始まったわけで、iPodがまず世の中に出て音楽を携帯する利便性が一気に開花し、つづいて音声サービスやタブレット端末としてのiPhoneやiPadへとつながって行ったわけです。

Macの特徴

最大の特徴は、Windowsと違ってハードウェアとソフトウェアが、同じ会社によって提供されていることです。OSの種類も少なく、そのシンプルさが故障した時の対応の安心感につながっています。

そして液晶画面の圧倒的な鮮明さにより、芸術作品をつくるアーティストやマウスとキーボードによりパソコンを直感的に使いたいと願う科学技術者にとっては、そのグラフィック・ユーザー・インタフェースはWindowsにはない独特の魅力となっています。

Macのメリット

Macは、UNIXオペレーティングシステムをベースに開発されており、ソフトウェア開発環境としてはphpやRubyなどのプログラミング・ツールを利用してソフトウェアを開発するのに最適なものとなっています。

次に、セキュリティが強いことが挙げられ、Windowsのようにセキュリティ対策をする必要があまりありませんし、OSのバージョン・アップは無償です。

また、ハードウェアとソフトウェアを同じメーカーが開発しているため、パソコン・システムとしてのコンセプトが明確になっており、それがWindowsパソコンにはないエレガントなデザインの美しさにつながっています。

Macのデメリット

最大のデメリットは、Windowsパソコンに比べて高価であることです。

そしてMacはOSのバージョン・アップが頻繁に行われますから、Windows XPやWindows 7のように10年くらいは延長サポートが受けられたのに比べて、旧バージョンのMac OSのサポートが受けられなくなることがよくあります。もしかしたらこれがMac OSのバージョン・アップが無償で行われる理由かもしれません。

そして、その使用者のシェアはWindowsに比べてやはり少ないことです。フリーソフトも大半がWindowsでしか動かないものが多いようで、やはりMacを選ぶ場合はその用途をしっかり考えるべきです。

Macの最新バージョン

ハードウェアをPowerPC G3搭載のものに特化して以来、Macの機種の絞り込みが行われ続けており、デスクトップとノートパソコンのそれぞれのグレードに応じた三種類、合計六種類のバージョンが提供されています。

デスクトップ型であれば、iMac (オールインワンデスクトップパソコン)とMac mini (超小型デスクトップパソコン)とMac Pro (Xeonを載せた円筒形のワークステーション)です。

ノートバソコン型であれば、MacBook (Retina液晶ディスプレイを載せた超薄型ノートパソコン)とMacBook Air ( 超薄型パソコン)とMacBook Pro (専門家用のノートパソコン)となります。

3.Windows?Mac?自分に合うOSの選び方

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OSの選び方の基準となるのは、まずパソコンで何をしたいのか明確な使用目的があるかという事です。つまり単に文章を書いたりネットサーフィンをしたりするだけでよいのか、更にゲームもしてみたいのか、あるいはプログラムの開発をしたいのか、はたまたOSに標準で備わっているたとえばシェルスクリプトを使いたいのかという事です。

次にお金をどの位かけられるのかという事です。これはパソコンにOSを導入した後のOSのバージョンアップにかかる費用や経年劣化するハードウェアの保守にどれくらいの出費を考えているのかという事です。

これらを総合的に判断して、結局ご自分に合ったパソコンの使い方に適合したOSを選ぶことになります。

パソコンを使う目的から考える

OSはパソコンのハードウェアの機能を引き出し、アプリに適切な動作環境を提供するハードウェアとソフトウェアの間に存在します。つまりパソコンの機能を引き出して、ユーザーへはアプリを経由してそれを伝える橋渡し的な存在です。

そういうOSを使うパソコンで、何をしたいのかという利用目的を明確にする必要があります。

ハードウェアの部品をご自分で色々さわったり、交換したいという場合ならOSはWindowsがいいでしょうし、そしてそんなことはしないという方でしたらMacが安心して使えます。

また色々なパソコン・ゲームをしたいとお考えの方でしたらWindowsが相応しいでしょうし、プログラム開発やDTPを本格的にやりたいと思う方でしたらMacにアドバンテージがあります。

自営業を始める時にパソコンを購入する場合

ご自分で事業を起こす場合ですが、その規模に応じてパソコンをどう使うかが変わってきます。SOHOのように自宅で自分一人で事業を始める場合から、ベンチャーのようにある程度の人数で構成されるチームでオフィスを構える場合などのように、様々な情報通信機器の利用方法が考えられます。

そしてその事業での売り上げの対象がサービスなのか具体的な商品なのかによっても、WindowsパソコンなのかMacパソコンなのかが変わってきます。

サービス業であれば、パソコンは主に顧客との営業情報のやりとりから始まり、仕様書の作成や見積書、人件費計算書などの書類の読み書きがその使用目的となるはずですから、そのパソコンのOSはWindowsになるのは必然的でしょう。

これが商品を製造・販売するのであれば、その商品がたとえばソフトウェアであれば、それを製造する道具はパソコンのプログラミング環境となるはずです。その場合は特にUNIX系のプログラミングとなるのであれば、Mac OSがそのソフトウェア開発環境として大変に向いているといえます。

要するに事業を運営する上で、売り上げになるものがサービスのように人件費のようなものであれば、Windowsが適しているし、商品がソフトウェアやDTPなどの場合で、それらを作る主体がパソコンの能力に依存するようなものであれば、Macが向いているといえるでしょう。

大学への入学する時にパソコン購入する場合

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志望通りの学部に入学できたとして、その専攻先でどういう学業が行われるか次第でパソコンのOSは決まるはずです。

それが文系であり、パソコンを使ってソフトウェアの開発などを行うことが無いのであればWindowsが一般的です。またこれが音楽系や芸術系であれば、オーディオやビジュアルなどの学習教材を扱う機会が増えるはずで、特にディスプレイの微細さを求める映像芸術系のたぐいであればMacという選択肢もあると思います。

次にこれが理系であれば、科学技術計算を行ったり、プログラムの開発を行ったりとパソコンの用途が多様化するはずです。特にソフトウェア工学関係で、UNIX系のプログラミングを行うのであればMacが向いています。そしてそれがMicrosoft Visual C++などのたぐいであればWindowsとなります。

いずれにしても、これまでにご紹介してきましたこの二つのOSの特徴や違いをご理解いただいて、所属する学部での日々のパソコンを使った演習内容や研究方法などを調べて、そこで使うアプリの種類やパソコンのハードウェアの利用方法などを総合的に見て、どちらのOSにするのかを決めることになります。

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