Wi-Fiの速度計測方法と改善方法

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パソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機と身の回りのデジタル機器にWi-Fi(無線LAN)が搭載されているのが当たり前になってきました。

居場所を固定することなく通信が可能なWi-Fiは便利なものですが、通信速度が遅い、不安定だと思ったことはありませんか?

本稿ではWi-Fiの速度計測方法とその改善方法について説明します。

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Wi-Fiの速度計測

Wi-Fiの速度計測方法として本稿ではSpeedtest.netを紹介します。Speedtest.netはネットワーク速度計測サービスで有名で、ウェブブラウザから計測できるFlashや、iOS用のアプリケーションを提供しています。

Flash版

Flashプラグインを使用できるウェブブラウザで速度計測する場合はFlash版Speedtest.netを利用します。Flash版Speedtest.netを利用するには、以下の手順にしたがって操作してください。

1. ウェブブラウザでSpeedtest.netにアクセスします。
2. 「BEGIN TEST」をクリックします。

01-flash-speedtest-start

3. 速度計が表示され、計測が始まります。

02-flash-speedtest-testing

4. 結果が表示されます。

03-flash-speedtest-finish

iOSアプリケーション版

Speedtest.netはiOSアプリケーションも提供しています。iOSアプリケーション版Speedtest.netを利用するには、以下の手順にしたがって操作してください。

1. App Storeから「Speedtest.net Mobile Speed Test」をインストールします。
2. 「Speedtest」アプリケーションを起動します。
3. タブバーから「速度テスト」を選択し、「テスト開始」をタップします。

04-ios-speedtest-start

4. 速度計が表示され、計測が始まります。

05-ios-speedtest-testing

5. 結果が表示されます。

06-ios-speedtest-finish

Wi-Fi速度の改善方法

家庭内ネットワークの概要

家庭内のネットワーク構成概略図は以下のようになります。

07-home-network

実線で結ばれた経路(概略図の経路1)はケーブル接続、破線で結ばれた経路(概略図の経路2)は無線接続を意味します。

「ホームゲートウェイ」は壁面から伸びるケーブルを繋ぐ機器で、通常は契約しているインターネットプロバイダから貸与されます。「モデム」「ONU」などと呼ばれることもあります。

「Wi-Fi AP」はホームゲートウェイとLANケーブルで接続され、電波を送受信して無線環境を作る機器です。「無線LANルーター」「無線LANアクセスポイント」「Wi-Fiルーター」「親機」などと呼ばれますが、本稿では「Wi-Fiアクセスポイント」とします。

ホームゲートウェイがWi-Fi機能を内蔵している場合があります。また、Wi-Fiアクセスポイントは通常各自で用意しますが、プロバイダからホームゲートウェイとセットで貸与されている場合もあります。

対応規格を確認する

一口に「Wi-Fi」と言っても実際には多数の規格が存在し、それぞれに最大通信速度が定められています。Wi-Fi規格として現在広く普及しているのは、

– IEEE 802.11a
– IEEE 802.11b
– IEEE 802.11g
– IEEE 802.11n
– IEEE 802.11ac

の5つです。大抵の無線機器は複数の規格に対応しており、スペック表では「IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応」などと表記されます。各無線機器で対応規格に齟齬がある場合、最大通信速度は遅い方に制限されてしまいます。あるいは対応規格が合わない場合、まったく接続できない場合も考えられます。

現在の最速規格はIEEE 802.11acで、一般的に手に入る機器で最大通信速度は1.3Gbpsです。つまり2Gbpsの光回線などを契約していても、Wi-Fi環境では最大1.3Gbpsしか出ません。

また、建物の壁や床等によってWi-Fiの電波は減衰されます。Wi-Fiアクセスポイントがある場所と、そこから壁や床を何枚も挟んだ部屋とでは、通信の安定性や速度が変わってきます。インターネット回線の通信速度がそのままWi-Fi環境で出るわけではないことに注意してください。

ホームゲートウェイ・アクセスポイント間のケーブルを確認する

Wi-Fiアクセスポイントから各デジタル機器(パソコンやスマートフォン等)の間は無線接続していると言っても(概略図経路2)、ホームゲートウェイとアクセスポイントの間はLANケーブルで接続されています(概略図経路1)。

LANケーブルの品質が悪かったり対応規格に齟齬があったりすると、経路1で通信速度に制限が掛かってしまいます。たとえば1Gbpsのインターネット回線を契約していたとしても、経路1を上限100Mbpsのケーブルで接続していれば、経路2のスピードは上限100Mbpsになってしまいます。

インターネット回線契約、Wi-Fiアクセスポイントのスペックと見合ったケーブルを使用しているかを確認してください。

アクセスポイントの設定を確認する

Wi-Fiアクセスポイントの中には、対応するWi-Fi規格の中から使用するものを選択・固定できる機種が存在します。通信速度が速い規格に対応している機種でも、誤った設定により速度が制限されている可能性があります。

また、電波の送信出力を変更できる機種も存在します。送信出力が十分な設定になっているのかを確認してみてください(これを逆に利用すれば、たとえば集合住宅で他人の部屋まで電波を飛ばさないようにできます)。

アクセスポイントが使用規格や送信出力を変更可能かを確認するには、機器の設定画面およびマニュアル等を参照してください。

外部アンテナを増設する

Wi-Fiアクセスポイントによっては、オプション品の外部アンテナを接続できる機種が存在します。アンテナには無指向性で全方位に距離を伸ばすものと、指向性があり特定方向への電波状態を改善できるものがあります。

中継機を設置する

Wi-Fi中継機を設置するのも通信環境を改善する方法のひとつです。

前述のように、壁や床によってWi-Fi電波は減衰し、通信の安定性や速度は落ちていきます。Wi-Fiアクセスポイントから離れた部屋で通信を行う場合、その間に中継機となるアクセスポイントを設置してWi-Fi電波を増幅させることで、通信環境が改善される可能性があります。

アクセスポイントと同等の機器を中継機として使用してもよいですし、中継専用で小型の機器も存在します。

正しいアクセスポイントへ接続しているかを確認する

近年では各家庭やコンビニ等の店舗にWi-Fiアクセスポイントが設置されていることも珍しくはなくなりました。パソコンやスマートフォンからWi-Fiの接続先を選択する際に、複数のアクセスポイントが表示されていることも多いでしょう。

機器のデフォルトのアクセスポイント名は、メーカー名やその製品名になっていることがよくあります。同じような名前を持つアクセスポイントが近所に偶然存在した場合、自宅のアクセスポイントに接続しているつもりが、まったく別のアクセスポイントに接続してしまっている可能性があります。誰にでも接続可能であるような、適切な運用がなされていないアクセスポイントも存在します。

この場合、たとえまったく同じネットワーク構成だったとしても、距離は離れて障害物も増えるので、電波の減衰が大きくなり、通信速度や安定性が落ちます。また、最初は接続可能であっても、ある時から適切な運用に変わって接続できなくなることも考えられます。

正しいアクセスポイントに接続しているかを確認してください。

まとめ

いかがでしたか? 本稿ではWi-Fiの速度計測方法とその改善方法について説明しました。Wi-Fiが遅い、不安定だと思った時は、本稿を参考にネットワーク環境を見直してみてください。

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