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キャリアではなく格安SIMでテザリングを行う場合、利用している格安SIMが何系のSIMカードを利用しているかを確認する必要があります。SIMカードの系統はドコモ系とau系の2種類に分けられていて、ドコモ系のSIMカードを利用している場合ではテザリングを行うことが出来ません。
ですがau系のSIMカードを使っている「UQmobile」等はAndroidに限ってテザリングを利用することが出来ます。お申し込みの有無に関してはMVNOによって異なるため確認してみましょう。
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目次
テザリングの注意点
続いて、テザリングを行う際の注意点について見ていきましょう。
①通信量が多くなる
1つ目の注意点は、スマホの通信量が多くなるという点です。テザリングは仕様上スマホのデータ容量を他端末に分け与えるという構造のため、スマホで使えるデータ容量が減ってしまいます。
普段からスマホでの通信も頻繁に行う場合、テザリングを利用しての通信でデータ量を使いすぎないように注意しましょう。
②バッテリーを消費しやすい
2つ目の注意点として、スマホの電池残量が減りやすいという点があります。スマホを通常利用する場合はスマホとインターネット回線の間の送受信だけで完結しますが、テザリングを行う場合は通信の仲介役として子機との送受信も行うためスマホに負担をかけてしまいます。
スマホの内蔵バッテリーに負担をかけるとバッテリーの劣化が激しくなり、テザリングを行っていない時でも電池の減りが速くなってしまいます。テザリングを利用する際はこの点を留意しておきましょう。
③回線が遅くなる
3つ目は、テザリング中は回線速度が遅くなるという注意点です。正確には無線接続でテザリングを行う時に回線速度が遅くなるということで、Wi-FiテザリングであってもBluetoothテザリングであっても無線の性質上速度に上限が生まれます。
そのため、安定した通信品質を保ちたい場合は有線接続であるUSBテザリングを行うようにしましょう。
④テザリングが利用できない場合がある
4つ目の注意点は、キャリアでテザリングオプションのお申し込みをしてもテザリングが出来ない時があるという点です。原因は様々考えられますが、主にスマホ側のテザリング設定を正しく行えていないという原因が考えられます。
各接続方法それぞれに違った設定があり、またAndroid端末なのかiPhoneなのかでも設定方法が異なるためご自分の利用スタイルに合った設定方法を知っておきましょう。
テザリングの手順
では最後に、テザリングの手順についてご紹介します。上記の注意点でも触れたように、テザリングを行うためにはスマホのテザリング設定を正しく行う必要があります。
3種類のテザリングごとに、Android・iPhoneそれぞれの設定方法を見ていきましょう。
Bluetoothテザリング
まずは、Bluetoothテザリングを行う際のスマホの設定方法をご紹介します。不具合を防ぐために、iOSのバージョンは最新のものを利用するようにしましょう。
まずAndroidの設定方法は
- 設定アプリからBluetoothをオンにする
- 子機とペアリング
- 「その他の設定」から「テザリング」を選択
- 「テザリング」内にある「Bluetoothテザリング」を選択
これで子機とBluetoothを使って通信を行い、Bluetoothテザリングが可能となります。ただし、Androidの場合機種によって設定内の表示順や名称が若干異なることがあります。
iPhoneでBluetoothテザリングを行う時の設定方法は
- 「設定」をタップして「モバイルデータ通信」を選択
- 「インターネット共有」を選択
- 「インターネット共有」のスイッチをオンにする
- ポップアップの「Wi-FiとBluetoothをオンにする」をタップ
- 子機のBluetoothをオンにしてiPhoneとペアリング
これで、iPhoneでBluetooth接続を行うことが出来ます。手順にある「モバイルデータ通信」を選択するステップはiOSのバージョンによっては省くことが出来ます。
Wi-Fiテザリング
続いて使用頻度が高いことが予想されるWi-Fiテザリングの方法をご紹介します。
まずAndroidでの設定方法は
- 設定アプリから「その他の設定」を選択
- 「テザリング」を選択して「Wi-Fiテザリング」をオンにする
- 「Wi-Fiテザリング設定」を選択して、「パスワードを表示する」をタップしてパスワードを表示
- 表示されたパスワードとSSIDを確認して子機からSSIDを選択する
- パスワードを入力してスマホ(親機)と接続
この手順でWi-Fiテザリングが可能となります。
続いてiPhoneでWi-Fiテザリングを行う時の設定方法は
- ポップアップの「Wi-FiとBluetoothをオンにする」をタップまではBluetoothテザリングと同様
- 表示されるパスワードを確認
- 子機から「iPhone」と表示のあるSSIDを選択
- パスワードを入力してiPhoneと接続
となります。接続中は、iPhoneの画面上部に「インターネット共有中」という表示があります。
USBテザリング
最後に、唯一の有線接続であるUSBテザリングの手順をご紹介します。
まずAndroidの場合
- パソコンとスマホをUSBケーブルで接続
- 「USBの使用」というポップアップで「キャンセル」をタップ
- 設定アプリから「その他の設定」を選択
- 「テザリング」を選択し、「USBテザリング」をオンにする
これでパソコンとUSBテザリングを行うことが出来ます。「USBの使用」というポップアップは表示されないこともありますが、その場合はそのまま設定アプリからのテザリング設定に移ってください。
iPhoneでのUSBテザリングの手順は
- ポップアップの「Wi-FiとBluetoothをオンにする」が表示されるまではBluetoothテザリングと同様
- 「USBのみ」をタップ
これでiPhoneでのUSBテザリングが行えるようになります。有線での設定は、無線接続の手順よりもステップが少なく簡単に行うことができます。
まとめ
このように、モバイルWi-FiルーターやフリーWi-Fiスポットがなくても、インターネット通信を行えるスマホさえあればタブレットやパソコンをインターネットに接続させることが出来ます。
ただし、テザリングを行う時は注意点があるため、テザリングを行う前には確認しておくようにしましょう。特にWi-Fiテザリングを行う時は、パスワードを設定し第三者に勝手に利用されないように気を付けましょう。
また通信量が多くなるという注意点もあるため、今契約しているデータ容量がちょうど良く使い切る容量であれば、テザリングを行う際にはデータ容量を多くするなど対策をとりましょう。
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