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強制終了だけじゃない!タスクマネージャーでできること
タスクマネージャーには上記の問題が起きているプロセスを強制的に終了し、
「利用したまま開放されていなかったシステムリソースを開放」→「パソコンの動作を正常状態に戻す」
ことが出来ますが、それ以外にもさまざまな機能を持っています。
パソコン内部で動作しているプログラム(アプリや内部プロセス)をCPU、メモリ、ディスク、ネットワーク、GPUの各観点からどの程度を利用しているのかをリアスタイムでモニタリングする事が出来ます。
また、システムリソースの稼働状況を折れ線グラフにて利用状態推移も見る事が可能です。
パソコンの動作が鈍い原因を確認する
パソコンの動作が遅いと感じられる時には、
- 処理負荷が高くなってしまった
- メモリ不足によるディスクへのスワップが頻繁に実行される
- ネットワーク自体が一時的な利用者の集中による影響で本来の速度が出ない
などが考えらえます。それらの原因を究明する為にもタスクマネージャーで得られる各種情報が役立つ事になります。
「CPU」から
CPU使用率が90%以上の状態が続いてしまうといった場合には、そのパソコンでの処理負荷が高い為にCPUでの処理時間が掛かってしまう事で、パソコンの動作を鈍く感じる事があります。
パソコンに搭載されたCPUの速度を上げる事はCPUそのものを上位モデルに交換する事が最も効率的ですが、なかなかそういった事も難しいと考えらえます。
「メモリ」より
メモリの利用率が高い状況ではパソコンの動きも鈍くなる事が顕著に表れる現象ではないかと考えます。
メモリには利用しているアプリを構成しているプログラム本体が実行可能状態で保持されていますので、その占有領域が大きいアプリを立ち上げると利用可能なメモリの論理領域を圧迫してしまいます。
最も効果的な対応先はメモリの増設です。
増設が出来ないといった場合には、タスクマネージャーにてメモリを長時間多く消費してしまうアプリを同等の機能を持つ別のアプリを利用するといった事も検討する必要があります。
おすすめタスクマネージャーアプリ2選
基本的にはWindowsからタスクマネージャーを起動する事で確認可能ですが、アプリとして提供されているものがありますのでいくつかご紹介させていただきます。
System Explorer
Windowsの標準実装となるタスクマネージャーに機能を追加して使いやすくしたものです。
IEアドオンやドライバー関連のシステム情報まで管理する事が可能である事と、過去に取得したパソコン上の全ファイル及びレジストリ情報を保管しておき、現在の設定情報と何が異なっているのかを比較するといった機能も実装しています。
公式HPはこちら:http://systemexplorer.net/
Process Explorer
実行中プロセスの親子関係を管理できる機能を持つタスクマネージャーアプリとなります。
プロセス間の親子関係は階層構造にて表示する事が可能ですので、親プロセスを選択するとその子プロセスが色付き表示されますので相関関係が一目でわかります。
また、ファイル名などとキーに利用しているプロセスを探し出すといった使い方も可能となっています。
公式HPはこちら:https://docs.microsoft.com/en-us/sysinternals/downloads/process-explorer
まとめ
Windowsパソコンにてレスポンスが鈍いといった場合にタスクマネージャーを利用してその原因を探り、解消する方法についてご説明させていただきました。
パソコンを利用しているとどうしても突然のアプリ停止は動きが悪くなるといった事に出会ってしまいます。
そういった場合には、何が原因なのかを調べる方法を知っていただく事で、慌てずに解決策を導き出すことが可能となるのではないかと考えます。
本記事にてご説明差し上げましたタスクマネージャーをご活用いただければ幸いです。
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