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知って理解しよう!Sierに関する多くの魅力と問題点全6つ

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お給料が良い

Sierの企業にもよりますが、上流工程を行うSier企業の多くは給料が高いというメリットもあります。同じ時間働くのであれば給料も高い方が良いです。さらにSierは、企業単位の大人数で開発を行うため、仕事が細分化されていて一人あたりの仕事量がそこまで多いわけではありません。

そのため、働く身としては割の良い給料を受け取ることが出来ます。

社会の仕組みがよく分かるようになる

Sierはシステム構築を行う会社です。Sier企業にシステムの構築を依頼するクライアントの種類は数多く、医療関係や物流関係など様々です。そして、そのニーズに応えるためのシステムの要件定義や設計・開発を行っていくため、その業界に関しての知識が増えます。

Sier企業で働いているとありとあらゆる会社のシステムを設計・開発することになるため、社会の仕組みがよく分かるようになります。財務会計に関してのシステム構築に関われば、企業経営についてや帳簿の読み方を知ることが出来ます。

Sierの問題点3つ


続いて、Sierの問題点を3つご紹介致します。お給料が良いというメリットや社会の仕組みがよく分かるようになるという魅力はあるものの、メリットとデメリットは表裏一体で存在するため、その裏側について見ていきましょう。

残業や規則が多い

Sier企業ではお給料が良い分、月の残業量は多くなってしまいます。お給料が良い理由の一つには、残量という問題点も含まれています。システムの要件定義や設計・開発を行っている段階では残業はそこまで多くはありません。

ですが、営業担当者がタイトなスケジュールで仕事を受注してきた場合、開発の段階で一日あたりに行う作業量が増えるのでそれに伴って残業量も多くなってしまいます。

特に残業量が多くなるのは、システムの稼働テストを行っているときです。大抵は一度でテストをクリアするということがないため、システムコードの間違いや問題点を追求してパッチを開発します。

そのパッチを当てることですぐにテストをクリアすれば良いのですが、そのパッチによって別の箇所が不具合を起こすこともあります。そのため、上流工程でも下流工程でも行う必要があるテストの段階においては仕事量が多くなり納期も迫ってくるため、残業は多くなりがちです。

そして上流工程を行う大手Sierの場合、社内ルールや規則を外部の監査法人が取り仕切ることがあります。そうなると規則も自然と多くなってしまいます。

休暇が取りにくい

システム開発を受注すると、同時に納期が定められます。その納期までに余裕を持って開発とテストが完了すれば問題はないのですが、作業を進めていく中で分からない点や問題点が出てくることが多く、中々有給休暇を取るということが難しいです。

個人SEであればご自分の裁量で休暇を取ることも可能ですが、Sierは仕事が細分化されているため、自身の行程でストップしてしまうとプロジェクトメンバー全員に迷惑をかけてしまうことになります。

労働集約的な働き方

システム開発をするためのコーディングは、人の手によって行われます。デジタルなツールを作るための手段はアナログで自動化することが難しいです。そのため、動労集約的な働き方となっているのが現状です。

さらに大人数でプロジェクトを進めていくため、同じ時間に同じオフィスで作業を行った方が効率が良いです。そうなると、時間的にも自由度が減ってしまうためこの点も大きなデメリットです。

まとめ

いかがでしたか。

企業向け案件を扱うBtoBのSierは、企業向けのシステム構築を開発・導入・運用保守を行う会社です。今回ご紹介したようにメリットもあれば残業が多かったり時間的な自由度が少なかったりといったデメリットもあります。プログラムの構築に興味があれば是非知っておきたい業界です。

個人でスマホアプリの開発を行う方も多くなってきているため、Sierで企業向けの大きなシステム構築を出来るスキルを持った人材も以前に比べて多くなってきています。

IT関係やシステム開発やプログラム開発に興味あるという方は、Sierへの就職や転職を考えてみるのもアリです。

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