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皆さんは「ポモドーロテクニック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。仕事や作業の集中力を高めるためのテクニックの一つなんですが、驚くほどシンプルな方法でやれることから、気軽に実行できる時間管理術として知られています。
手軽ながらもきっちり実行すれば仕事の生産性を大幅に向上させることも可能です。また、集中力を高める他にも計画性を持って仕事と向かう癖も習得できるかと思います。
本記事では ポモドーロテクニックの基本と始め方 を解説します。「集中力が足りなくて仕事が思うように進まない」という方に特におすすめのテクニックです。参考にしてぜひ実践してみてください。
目次
ポモドーロテクニックとは
ポモドーロテクニックとは「作業に集中する時間」と「休憩する時間」を事前に決めておく時間管理術です。
時間比率は 「集中25分」「休憩5分」 となっており、組み合わせた30分を1ポモドーロとして最大4ポモドーロ(2時間)繰り返すというもの。
4ポモドーロ行った後は15分~30分の休憩をとる。このルーティーンの繰り返しを「ポモドーロテクニック」と言います。
ポモドーロテクニックの効果
自分自身で時間を管理することで計画的に作業を進めていくことができるようになります。「1,2時間しか集中できない」「なかなか作業に取りかかれない」という人には特に向いているテクニックだと言えるでしょう。
ポモドーロテクニックの始め方
ポモドーロテクニックを始めるにあたって特別な知識を取り入れたり、初期投資を行う必要はありません。いくつかの簡単な事前準備をしておくことですんなりと実践することができるのです。
本項目では ポモドーロテクニックを始める上で事前に把握・準備しておきたいこと を紹介します。簡単に始められる時間管理術「ポモドーロテクニック」をぜひ体験してみてください。
ポモドーロテクニックのルール
まずは「ポモドーロテクニックのルール」を確認します。
ポモドーロテクニックのルール
- 達成する作業を決める
- タイマーを「25分」にセット
- アラームが鳴るまで作業に集中
- 「5分」休憩
- 1~4を4回繰り返したら長めの休憩(15分~30分)をとる
上記のルールを守って作業を進めることでポモドーロテクニックを実践しているということになります。ポモドーロテクニックは作業の進捗具合ではなく、時間でしっかり区切ることが大切となっています。
タイマーが鳴ったらしっかりと5分休憩をとり、休憩後に作業を再開するように徹底しましょう。このルーティンに慣れてくれば、1時間しか時間がないときでも 「2ポモドーロ分の作業はできる」 というように知らないうちに計画性をもった作業が行えるようになっている事に気づくと思います。
おすすめのタイマーツール
時間経過を知らせてくれるタイマーは、ポモドーロテクニックを行う上で必要不可欠だと思われます。時間経過を音によって判断できなければ作業に集中できないため、タイマーはアラーム設定できるものが好ましいです。
ポモドーロ用に作られたタイマーは沢山公開されています。ここではまず体験してもらうことを重視するため、即座にアクセスできるブラウザツールをご紹介します。
Pomodoro Tracker
形態 | ブラウザ |
料金 | 無料 |
参考URL | https://pomodoro-tracker.com/?lang=ja |
ブラウザなので簡単に導入できるおすすめのツールです。
使い方も至って簡単。画面上部の赤枠の中に「開始」と「停止」というボタンが表示されているのが分かると思います。そちらの 「開始」 をクリックすると25分タイマーをセットしたことになります。
作業する物は仕事でもゲームでも良いです。まずは1回、このツールを使って「2ポモドーロ」行ってみてください。
こちらのツール以外にもポモドーロ用のタイマーは沢山存在しています。スマートフォンアプリやブラウザツールなど自分にとって使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
ポモドーロテクニックをうまく活用するコツ
ポモドーロテクニックはルールに従って実践だけでも十分な効果を得られるものになっていますが、いくつかのポイントを抑えることでさらに効率的に行うことができます。
①時間管理の徹底
大切なのは「25分集中」と「5分休憩」という時間管理を徹底することです。
作業が中途半端な状態であったとしてもアラームが鳴ったらしっかりと休憩をとる。言葉で言うのは簡単ですが、実際には「後ちょっとだから…」と作業を進めてしまいがちですよね。これではポモドーロテクニックを行っているとは言えません。
作業が残ったまま休憩に入るのは気持ちが悪いという方もいるかもしれませんが、実はこれには良い効果もあるんです。ツァイガルニク効果 という、人は未達成な事に対して深い関心を持つ現象です。
「作業が残ってる」→「早く終わらせたい」という気持ちから、5分休憩が終わった後でもスムーズに仕事を再開できるという心理現象となっています。
タイマーが鳴ったらしっかりと5分休憩をとって、残りの作業は次の25分に回すようにしましょう。
②やるべきことをリスト化しておく
やるべきことをリストにまとめておくことも大切です。
一つの作業が終わった後に「次は何をやろう」と少しでも時間が空いてしまうと、一つの仕事を達成したという満足感から次の作業に集中するまで時間がかかってしまう恐れがあります。
作業が終わったらすぐに次の作業にとりかかれるようにやるべきことをリストにまとめておきましょう。
③やってはいけないことをリスト化しておく
逆にやってはいけないことをリスト化しておくことも大切です。
作業中はもちろんですが、休憩中においても言えることです。休憩時間の5分で終わらないような事を始めてしまうと、自分の中で優先順位が変わってしまう恐れもあります。スムーズに仕事に戻れるようにするために休憩時間でやってはいけないことを事前に決めておきましょう。
ポモドーロテクニックの5分休憩の使い方
25分集中したら5分休憩する。これがポモドーロテクニックの基本ルールとなりますが、休憩の5分という時間の使い方はどのような物が好ましいでしょうか。
ポモドーロテクニックを行っている方の5分休憩の活用法をいくつかピックアップいたしました。
①SNSチェック
やはり現代人であることを思い知らされますね。TwitterやFacebook等のSNSチェックをしているという声が一番多く見受けられました。
5分あれば友人からのリプ返しに十分な時間ですし、時間をきっちり守ればダラダラと見過ぎてしまうこともありませんね。SNSを通して世間の情報を入手することもできますし、SNSチェックは有効な使い方の一つになりそうです。
②お茶を入れる
お茶など飲み物を入れる時間に使っている方も多く見受けられました。
夏場は口を潤すためにも飲み物を飲むことが多いですが、それ以外の季節でも適度に水分を摂取することは大切です。5分休憩時間を活用して飲み物を準備しておくのも良さそうですね。
③軽くストレッチする
腕を伸ばしたり背伸びしてみたり、軽くストレッチをしているという方もいました。
ポモドーロテクニックを行っていると少なくとも25分は同じ姿勢を続けていることになります。エコノミークラス症候群の心配もありますし、こまめに運動をすることはとても大切だと思われます。
④洗い物をする
後回しにしていた洗い物や掃除を済ませてしまうという方もいました。
普段であればただ面倒なだけの洗い物も、5分休憩に行うといい気分転換になるわけですね。同時にやらなければいけない家事も進みますしいい事尽くしです。
⑤窓から遠くの景色を見る
窓から遠くの景色を見てリフレッシュしているという方もいました。
遠くの景色を見ることで目が休まるという話もありますが、科学的根拠はないようです。しかし気分的にはリフレッシュできますし、休憩時間の活用法としては悪くなさそうです。
まとめ
ポモドーロテクニックは計画的に作業を行うことができる時間管理術でした。
最初は違和感があるかもしれませんが、習慣化していくことで集中力が上がり、生産性向上へと繋がるはずです。ポモドーロテクニックは簡単に実践できるので、気軽に試してみてください。