MacでWordを使う方法とWindows版との違い

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Macでも文章作成アプリといえば、Microsoft Wordが代表といえます。Apple社純正のPagesもありますが、自分一人で使う場合やPagesユーザとの間での文書交換であれば構いませんが、多くは、WindowsのWordユーザとの文書ファイル交換が主流の世の中です。クリエータの方で、ワープロソフトを全く使わないで仕事されている方もいますが、お仕事でMacを使うのであれば、Wordを使えるようにしておくことは、Macユーザにとって必須ともいえます。

本稿では、MacにおいてWordを使う様々な方法、そして、Winbdows版Wordとの違いについて紹介します。

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MacでWordを使う種々の方法

Microsoft社のWord製品を利用するにはいくつかの方法があります。現在導入可能な製品およびサービスを紹介します。

(1) Microsoft Office Home & Student 2016 for Mac

Apple社のApple Storeでパッケージ版を購入することができます。

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このパッケージには、Microsoft Office for Macをダウンロードするための英数字のPINとプロダクトキーが同梱されています。利用にあたっては、インターネットからダウンロードしてインストールします。Word以外にも、Excel、PowerPoint、OneNoteのアプリケーションを利用することができ、クラウドストレージのOneDriveが無料で利用することができます。

値段は、本稿執筆時点で¥23,800円(税別)、1台のMacにインストールすることができます。

(2) Word 2016 for Mac

Microsoft社のオンラインストアからMac用のパッケージ版のWordを購入することができます。値段は、本稿執筆時点で¥15,984円(税込)、2台のMacにインストールして利用することができます。
Word 2016 for Macのオンライン・ストア

(3) Office 365 Solo、または、Office 365 ProPlus

サブスクリプションを購入することで、年間契約の利用権が得られます。月単位の契約も可能ですが、月額は割高になります。

家庭向け、中小企業向け、その他で様々なプランが提供されています。家庭向け(個人向け)としては Office 365 Solo(年間契約の月額¥1,274円)、中小組織向けとしては Office 365 Proplus(年間契約の月額¥1,310円)があります。

すべてのプランでWordが利用可能で、MacだけでなくWindowsPCでも利用でき、Soloでは最大2台、Proplusでは最大5台まで利用可能です。(同時利用台数の制限で、インストールできる台数の制限ではありません)

MacとWindowsを両方利用しているユーザにとっては、どちらの製品も利用できるというメリットがあります。また、利用台数も合わせて5台までアクティベーション(アクティブ化)をして利用可能状態にすることができます。

インストールされているMacまたはWindowsPCでのOffice365の利用を停止するには、アプリをアンインストールする必要はなく、Office365のマイアカウントサイトにサインインし不要なものを「非アクティブ」化しておくだけです。再度利用したい場合は、アプリ側からID / パスワードでサインインするだけで利用可能となります。

(4) Word Onlineで無料で利用する

Word Onlineは、アプリをインストールすることなく、Wordをブラウザ上で動作させることができます。作成した文書ファイルは、「Dropbox」やMicrosoft社のオンライン・ストレージの「OneDrfive」に保存できます。

Macのローカルに保存したい場合は、オンライン・ストレージからMacへダウンロードします。また、ローカルに保存されているWordファイルを編集しようとする場合は、一度、オンライン・ストレージにアップロードしてからWord Onlineで開き編集することができます。

Word Onlineの利用手順

Word Onlineの次のサイトにアクセスします。
Word Onlineへようこそ

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最初に、「Microsoftアカウントでサインイン」か「仕事用のアカウント….でサインイン」を行いますが、Office365を利用していない個人であれば、前者のMicrosoftアカウントを使いましょう。

サインインすると、次の画面が表示されますので、作成場所として「Dropbox」か「OneDrive」を指定し、テンプレートまたは空の文書を選択します。(Dropboxを選択した場合は、Dropboxへのログインが要求されます。)

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入力画面は、最近のWordアプリを利用の方には見慣れたデザインの画面が表示されます。

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メニュー等は、アプリ版Wordとかなりの部分が共通です。アプリ版とくらべて除外されている機能もあります。凝った書式で文書を作成しない限りにおいて、個人が無料で利用できると思えば十分な機能が提供されています。 保存するファイル名は、画面中央上部の赤枠部分に入力します。

(ライセンスの制限)
「Microsoft サービス規約」では、「Officeベースのサービスは、マイクロソフトとの別途の契約に基づく商用利用権を有していない限り、お客様が個人的に非商用目的で使用するためのものです。」とあります。
非商用目的の個人利用として、所有するMicrosoftアカウントでログインしてWord Onlineの編集機能を利用できますが、商用目的で利用する場合には注意が必要です。Office 365サービスのライセンス契約者でなければ、Word Onlineを商用目的で利用することはできません。

簡単に言えば、個人でも仕事の目的で利用することはできず、会社の仕事を家に持ち帰ってWord Onlineで仕事の続きを行うことでもライセンス違反となってしまいます。

Word Onlineでは縦書き文書の編集に注意

Word Onlineでは、縦書き表示のまま編集することはできません。アプリ版Wordで縦書き指定で作成した文書は、縦書き表示はできますが、Onlineで編集しようとすると横書き表示で編集することになります。ただし、編集が終われば縦書き表示になり、ダウンロードしてアプリ版Wordで開けば通常の縦書き文書となっています。

Mac版WordとWindows版Wordの違い

Word 2016になってから、Windows版とMac版では、リボンメニューのデザイン等でかなり共通化したデザインとなっていますので、両方を使い分けてもそれほど戸惑うことなく利用することができます。ただし、操作方法や機能について完全互換ではありませんので、主な相違点を紹介して行きます。

オプション設定、環境設定の違い

Windows版では、メニューの「ファイル」ー「オプション」からオプション設定を行います。

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Mac版では、メニューの「Word」ー「環境設定」から各種設定を行います。Mac版はmacOSのUIを継承しています。

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また、設定できる詳細もWindows版とMac版で異なる部分があります。

リボンメニューの構成にも若干の違い

リボンメニューの構成についても、デザイン、メニュー項目でかなり共通化していますが若干の違いがあります。 「ホーム」メニューについて例示すると、アイコン等はかなり共通です。例えば、「フォント」や「段落」の詳細設定は、Windows版では、リボンメニュー右下部からダイアログを表示しますが、Mac版では、メニューから「形式」ー「フォント」または「段落」を選びます。

設定できる内容はかなり共通化されていますが、最初は設定する場所がどこにあるかで戸惑うかもしれません。
(Windows版)

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(Mac版)

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その他の違い

一つ重要な違いがあります。Windows版では、マクロとVBAによるWord Basicプログラムを作成することができますが、Mac版では、マクロの記録・編集はできるもののVBAによるプログラム開発はできません。

もう一つ、これはやむを得ないことですがフォントの問題があります。Windows版で利用可能な「MS明朝」、「MSゴシック」については、Mac版でも利用可能です。しかし、Macが装備している「ヒラギノ系フォント」については、Windows側では表示させることができません。相互の版で文書ファイルを交換する場合は、それぞれで利用できるフォントに注意が必要です。

Macでお薦めの利用方法

Microsoft Word(Office) 2016 for Macを利用しようと検討されている方へ2013以降のWord(Office)では、結構トラブル発生事例を目にします。そこでお薦めの利用形態を以下に紹介します。

個人の方であれば、まずMicrosoftアカウントを取得してWordOnline(OfficeOnline)を利用しましょう。余程特殊な装飾機能を必要としなければ機能的には十分なレベルのサービスです。また、安定性もWindows版と同レベルです。

仕事として製品版Microsoft Wordの利用が必要な場合は、製品版パッケージではなくOffice365でのWord利用とし、利用にあたって都合が悪い障害が発生するようであれば、macOSの仮想環境でWindowsを動作させ、その中でWordなどを利用することをお勧めします。

Parallels DeskopやVMware Fusionを使った仮想環境では、Windows版WordをあたかもmacOSのアプリのごとく、独立したウィンドウで動作させることができます。 もちろん、そのためには、Macのメモリは最低でも8GBを搭載し、仮想環境で動かすWindowsを購入する必要があります。

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