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Macが起動しない!PRAM/NVRAMリセットなどを利用した5つの対処法を解説!

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少し前までは普通に動いていたのに、突然Macが動かなくなった、という経験をしたことのあるMacユーザーは少なくないはず。「故障かな?」と思うも、いまいち解決方法が分からずApple Storeに駆け込む人もいらっしゃるかもしれませんが、その前に自分で出来る方法を試してみましょう。

Macが起動しない時の対処法を覚えておけばいざという時にとても便利です。ここではPRAM/NVRAMリセットをはじめとした5つの対処法をご紹介します。

1.PRAM/NVRAMリセット

Macを利用していると、システムが突然終了したり、勝手に再起動が起きたり、システムを起動できなくなったりする、「カーネルパニック」という現象が起きてしまうことが起こり得ます。また、スピーカーの音が出なくなったり、Bluetoothに不具合が生じるなど原因不明のトラブルが生じることもあります。

こうした設定情報やその他の情報に問題が起きた場合、どのように対処したら良いのでしょうか?多くの場合、NVRAMをリセットすると解決できます。

PRAM/NVRAMとは?

NVRAMとは、NVRAMはMacが効率的にアクセスできるように、コンピュータ内部に設置してある装置の一種で、ハードウェアの設定情報などを記憶しておく小さな半導体メモリを利用しています。このNVRAMの設定情報とは、音量や画面解像度、現在選択されているディスク、最近発症したカーネルパニックの情報などのことを指します。

リセットの方法

  1. Macをシステム終了して、もう一度、電源を入れます。
  2. すぐに「option」「commnand」「p」「R」の4つのキーを同時に押し、数秒、長押しします。
  3. Macが再起動するので、起動音が鳴る時は2回目の起動音のタイミングでキーを放します。
  4. Macの起動が終わったら、必要であれば、システム環境設定を開き、リセットされた設定内容(音量、画面解像度、起動ディスクの選択、時間帯など)を調整します。

2.セーフモードで起動


セーフモードを使うことで、Macの起動がうまくいかない時や起動ディスクに関する問題を探ることができます。うまく起動しない時には、セーフモードを使って、原因を突き止めることもお勧めです。

セーフモードとは?

セーフモードは、Macを起動する方法の一つです。起動時に様々なチェックを行い、ソフトウェアが自動的に作動したり、起動することを防ぎます。セーフモードで起動した場合には下記の処理が行われます。

  • 起動ディスクを検証、必要に応じてディレクトリの問題の修復。
  • 必要なカーネル機能拡張だけを読み込み。
  • 起動項目とログイン項目が自動的に開かないように防ぐ。
  • ユーザーがインストールしたフォントを無効。
  • フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、その他のシステムキャッシュファイルを削除。

このような処理が行われることで、Macの問題の原因を探ることができます。

セーフモードの実行方法

  1. Macを起動して、すぐに「shift」キーを長押しします。
  2. ログインウインドウが表示されるのでその時点で「shift」キーを放します。
  3. 起動ディスクがFileVaultで暗号化されている場合には、ログインが2回必要になります。はじめのログインでは起動ディスクのロックが解除され、2回目でFinderにログインします。
  4. セーフモードを終了する場合には、Macを再起動します。

3.リカバリーモードで起動

MacOSの復元ユーティリティはTime Machineから復元、MacOSを再インストール、ヘルプ情報をオンラインで取得、ハードディスクを修復または消去するなど様々な場面で活躍しています。

MacOS復元は、Macに内蔵されている復元システムの一部なのです。MacOS復元から起動して、そのユーティリティを利用し、様々なソフトウェアの問題を解決したり、Macでその他の対策を考えたりすることができます。

リカバリーモードとは?

リカバリーモードとは、不具合が起こっているOSを復旧させるためのモードです。

リカバリーモードから復旧させるためには、リカバリー機能を使うしかないので、Macは初期状態になってしまいますが、事前にバックアップを取っておけば、後から戻すことができます。

リカバリーモードの実行方法

  1. 電源ボタンを押してMacの電源を入れたら、キーボードの「command + R」キー、あるいはMacOS復元の他のキーの組み合わせを押して、Appleロゴか地球儀のアイコンが表示されるまで長押しします。
  2. ユーティリティウインドウが表示されれば起動は終了です。
  3. MacOS復元から起動してから、ユーティリティを選び、「続ける」をクリックします。

これでもダメなら

しかし、ここまでいろいろとやってみても、どうにもならない場合もあります。その場合には別の方法を考えてみましょう。

シングルユーザーモードとfsckを利用する方法があります。

4.シングルユーザーモードとfsckを利用

UNIXに慣れているユーザーであれば、シングルユーザモードかverboseモードを使用して、起動に関する問題の原因を特定することに役立つでしょう。

電源ボタンを入れて、Macの電源を入れてすぐ後にキーボードで以下のいずれかのキーの組み合わせを長押しします。
「command + S」シングルユーザコード
「command + V」Verbose モード

※ファームウェアパスワードを使っている場合はパスワードを無効にしておかないと、シングルユーザモードやverboseモードで起動することはできないので注意しましょう。

シングルユーザモードで立ち上がったらコマンドラインが表示されるので、fsckコマンドを入力します。

5.Apple Hardware Test

Mac で問題を検証し、ハードウェアに問題があると思われる場合には、Apple Hardware Test を使い、トラブルの原因として考えられるハードウェアコンポーネントの特定に役立てることができます。

Apple Hardware Testを使うとmacOSの起動は可能ではなくても、コンピュータを起動できる場合があります。

どうしても起動しない場合

これでもどうしても起動しない場合には、もはや個人でできる対処方法はないと言えるでしょう。この場合は、Apple storeに持って行くことをお勧めします。

apple storeへ!!

macのデスクトップやノートブックを修理する場合には、配送修理が便利です。配送修理を申し込むと、Apple指定業者が集荷に来ます。預かった製品は修理が終わり次第、返送となります。

あるいは、近隣の店舗に持ち込むという方法もあります。持ち込み修理の場合は、あらかじめ正規のサービスプロバイダに問い合わせをしましょう。

もしくはオンラインでApple Store のGenius Barに予約を入れます。予約の際には、Apple IDが必要となるので、用意しておきましょう。

まとめ


macはとても様々な機能があり、昨今のモデルはいろいろな使い方ができるので、好評です。Macの利用者は増え続けていますが、そんなMacの不都合に対応しきれないこともしばしばありますね。そんな時には、この記事で紹介した対処法を使い、トラブルを回避しましょう。Apple Storeに駆け込む前に、まずは自分でできることを知っておきましょう。

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