Macが重い時にメモリ解放をする方法

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まずは、再起動してみよう

最近のMac利用者は、SSDが普及したこともあり、利用後はシャットダウンせずにスリープ状態にされる方が多くいらっしゃいます。

スリープ状態からの復旧であれば、ほぼ瞬時に利用が再開でき、電源を投入するより早くMacを利用することができます。

しかし、スリープと復旧を繰り返していると、様々なキャッシュファイルが破損したりしますので、定期的にシャットダウンする、あるいは再起動するよう心がけてください。

動きが遅くなった、あるいは、Macの動いが少し変だと感じた場合は、まずは再起動してみてください。

かなりのトラブルはこれで解決します。

目安としては、一週間に一度は再起動するようにしましょう。

セーフブートしてみましょう

何度か再起動してみても症状が改善されない場合は、セーフブートを試みてください。

セーフブートの手順は次の通りです。

(1) 電源が切れている状態から、電源を入れ、起動音が聞こえたらShiftキーを押します。
(2) Appleマークが表示されましたらShiftキーを離します。起動までに多少時間を要しますのでじっくり待ちます。（特にハードディスクモデルでは数分時間を要する場合があります。）
(3) ログイン画面の右上に赤い文字で「セーフブート」と表示されているか確認しましょう。
(4) 通常起動と同様にパスワードを入力します。
(5) セーフブートが完了したら、何も操作する必要はなくMacを通常通り再起動させるだけです。

セーフブートにより、破損したり肥大化していたキャッシュデータが安全にクリアされます。

最初は、アプリの起動などで少々時間を要しますが、キャッシュファイルが再構築されればパフォーマンスは改善されます。

NVRAM、または、SMCのリセット

NVRAMとは、Macのハードウェアに関する設定情報を保存しておくメモリ領域のことです。

スピーカーの音量、画面の解像度。起動ディスクの選択状態、最近起きたカーネルパニックの情報などが保存されています。

Macの動作が不安定になった場合、その原因が「画面の解像度」の問題に起因している可能性が指摘されています。

セーフブートまで解説した対処で改善しない場合は、NVRAMのリセットも試みてください。ただし、闇雲にリセットするのは逆効果となる場合がありますのでご注意ください。

NVRAMリセットの手順は次の通りです。
(1) システムを終了し、電源を落とします。
(2) 電源を入れます。この時に、command + option + P + R の4つのキーを押したままにしておき、Macの再起動音の「ジャーン」が2回鳴るまで、キーを押したままにします。
(3) キーを離してMacを起動させます。これでNVRAMのリセットが完了です。

Apple社のNVRAMのリセットに関するの解説ページ
MacのNVRAMをリセットする方法

Macの動作が重くなっただけでないトラブルが発生している場合は、SMC（システム管理コントローラ）のリセットも参考にして、症状が該当する場合はリセットを実行してみてください。
MacのSMC(システム管理コントローラ)をリセットする

メモリを増設するのも一つの手段

恒常的にメモリ不足が起きている場合は、メモリ増設を検討するのも一つの手段です。

iMacなどは、デフォルトが8GB程度であることが多いですが、機種によっては40GB程度まで増設することが可能です。

動画編集や大容量の画像編集など、メモリの使用量が多い作業をする場合には、メモリを増設すると、作業環境が格段に良くなります。

メモリ増設は自分でもできますが、機械が得意の出ないのなら、パソコン関連の業者に依頼することもできます。

メモリが常に足りない場合には、増設をぜひ検討してみてください。

究極の方法は、OS Xのクリーンインストール

OS Xの再インストールをいわゆる上書きインストールしてシステムを入れ替える方法がありますが、Macのパフォーマンス改善にはつながりません。

破損したファイルの上書き話されますが、多くの設定がそのまま継承されるからです。

ファイルの破損に起因するトラブル以外は解消しません。

上記の様々な方法でもパフォーマンスが改善されない場合は、ユーザーデータのバックアップを取った上で、OSとアプリの再インストールするのが手っ取り早いかもしれません。

これは究極の手段であり、ほとんどの場合上記の対処方法でMacのパフォーマンスは改善されることでしょう。

 

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