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MacのディスクユーティリティでDVDをコピーする方法

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MacでDVDをコピーする方法

Mac OS Xの「ディスクユーティリティ」は、HDD(ハードディスク・ドライブ)及びSSD(ソリッドステート・ドライブ)装置の初期化、パーティションの区分管理、FirstAidというボリュームエラーのチェック及び修復といった機能を有しています。

また、USBメモリやSDカードの初期化も行うことができます。

これらメディアの初期化の際には、削除データの復元が出来ないよう安全に消去するという機能もあり、Macを廃棄する際、外付けHDDやUSBメモリなどを廃棄する際に、安全にデータを消去したいときにも利用できます。

Mac OS X 10.11(El Capitan)では、「ディスクユーティリティ」のユーザー・インターフェイス(UI)が大きく変わりました。

OS X 10.10(Yosemite)までは、[ディスクを作成]ボタンがありましたが、El Capitanではボタンがなくなっています。

DVDのコピーとリッピングの違い

DVDのコンテンツの複製には、コピーとは別に「リッピング」という手法もあります。

ディスクユーティリティーで複製する手法は「コピー」の方になりますが、「リッピング」との違いも理解しておきましょう。

「リッピング」とは

リッピングとは、DVDなどに記憶されている動画コンテンツの一部を任意で抜き取り、別のファイルに保存する手法になります。

全て丸ごと複製するのが「コピー」に対して、一部を指定して複製するのが「リッピング」になります。

リッピングした場合も、動画のファイル形式で保存されるため、対応のプレイヤーがあれば損耗なく動画視聴ができるようになります。

動画のファイル形式には注意

コピーやリッピングでファイルを複製した場合、基本的には動画のファイル形式である「MP4」などに変換されます。

このファイル形式は、パソコンやスマートフォンで動画視聴をするための形式となっているため、対応していないDVDプレイヤーなどで再生しようとしても、失敗してしまう可能性があります。

DVDプレイヤーで再生したい場合は、コピーやリッピングでファイルを複製してから、利用するDVDプレイヤーが対応しているファイル形式に変換してあげることが必要になります。

大幅な画面変更

Yosemiteの「ディスクユーティリティ」起動画面

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El Capitanの「ディスクユーティリティ」起動画面

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Yosemite以前の「ディスクユーティリティ」で慣れてきた人が、El Capitanの「ディスクユーティリティ」を利用すると、UIの大きな変更に戸惑う人が多いと思います。

多くの方が「ディスク作成ボタンがない、DVDどうやって作成するのだろう」と迷われています。

最近では、USBメモリやSDカードの大容量化、そして、クラウド・ストレージサービス利用が増えたことにより、DVDディスクを利用する機会が極端に減ってきているので、なかなか気がつかず、DVDを作成する必要が生じた時に慌てることが多くあります。

しかし、El Capitanでもとても簡単にDVDのコピーを作成することができますので、一度経験しておくといざという時に戸惑いません。

El CapitanでのDVDコピーの手順

El Capitanを使ってのDVDディスクのコピー作成手順を紹介します。

この手順は、コンピュータ用データのDVDでも、ビデオ用DVDでも手順は同じとなります。

ただし、コピーガードのかかったDVDビデオのコピーを行うことはできません。

イメージファイルを作成

一つの操作だけでDVDディスクのコピーを作成することはできません。

まず、DVDディスクのイメージファイルを作成し、その後に新しいDVDディスクに書き込みます。手順は、次の通りです。

(1) 「ディスクユーティリティ」の左ペインでDVDドライブ装置のメディアを選択し、メニューから[ファイル]ー[新規イメージ]ー[”DVDの名称”からイメージを作成]と進みます。

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(2) イメージファイル保存のダイアログから、「フォーマット」を「DVD/CDマスター」に指定しておきます。イメージファイルの保存場所は任意の場所を指定しておいてください。

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(3) 「保存」ボタンを押します。

これで、コピー元のDVDからディスクイメージが作成されます。保存されるイメージファイルは、拡張子「.cdr」となります。

イメージファイルの内容を見てみる

作成されたイメージファイル名は、「”DVDの名称”.cdr」となっています。このファイルをダブルクリックしてみてください。

デスクトップには、DVDドライブ装置のアイコンが表示され、DVDのウインドウが開きます。

ビデオDVDディスクから作成したイメージファイルであれば、「AUDIO_TS」と「VIDEO_TS」というフォルダが中にあるのを見ることができます。

この形式は、ビデオDVDディスクの記録内容と同じものです。

また、データDVDディスクからイメージファイルを作成したものであれば、DVDの記録内容と同じフォルダ・ファイル構成が表示されます。

.isoも.dmgも同じ

イメージファイル「”DVDの名称”.cdr」の拡張子を「.iso」または「.dmg」に変更してみてください。

そして、ダブルクリックすると同じようにDVDディスクの内容を表示させることができます。

 

DVDディスクへの焼き付けの手順

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