LPICの3つのレベルの受験難易度と概要、取得のメリット

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LPICの資格はご存知でしょうか。LPICの資格を取得することで、就職や転職に有利になることがあります。IT関係で関係で活躍していきたい方にとても人気の高い資格でもあります。

本記事では、「LPICの3つのレベルの受験難易度と概要、取得のメリット」について、紹介いたします。これからエンジニアとして、IT業界で活躍していきたい方や、キャリアアップをしていきたい方など、参考にしてみてください。

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1.LPICの概要、難易度や取得メリット

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LPICの資格の内容や特徴、合格するための難易度や取得メリットについて紹介いたします。

1.LPICとは

LPICとは、エルピックと呼び、カナダに本部のあるLinux技術者認定機関が実施する世界共通のLinux技術者認定のIT資格です。LPICはLinux Professional Institute Certificationの略です。

LinuxとはコンピュータOSの1つです。LPICの資格は1から3まで3つのレベルに分かれています。世界的に有名な資格で、エンジニアを目指す方や、現役エンジニアの方の多くが取得している資格でもあります。世界中で見ると150ヶ国以上で50万人以上が受験しているLinux技術者認定試験では世界一の試験です。

2.Linuxとは

Linuxは、OS(オペレーションシステム)の1つです。Linux以外のOSだと、WindowsやMacOSが有名です。OSがあることで、パソコンやスマートフォン、タブレットなどでアプリやネットなどがスムーズにできます。組み込み機器やサーバーを動かすソフトでもあります。他のOSは有料のことが多いのですが、Linuxは基本無料で使えます。

オープンソフトウェアなため、特定の企業が作ったOSではなく、世界中の開発者によって、都度内容が修正され最適なシステムが構築されています。非常に軽快に動き、多くの国内企業でもLinuxが使用されています。

LinuxはGPLに基いていて、誰でも好きように改変ができるので、非常に便利です。WindowsなどはOSのサポートが終了してしまうと使いものになりませんが、Linuxを導入すれば、そういったパソコンでも再度利用することができます。

3.LPICは3つのレベルに分かれる

LPICは、LPIC-1、LPIC-2、LPIC-3の3つのレベルに分かれます。LPIC-1はサーバの構築や運用、保守に関する内容で、実務的なLinuxの基本操作やシステム管理ができるエンジニアということを証明するレベルです。

システムアーキテクチャやデバイス、Linuxファイルシステム、GNUとコマンド、などが試験範囲の101試験、シェル、スクリプト、データ管理、ネットワークの基礎、セキュリティ、ユーザインターフェイスとデスクトップなどが範囲の102試験などがあります。

LPIC-2は、ネットワークを含む、コンピュータシステムの構築や運用、保守に関する試験で、Linuxのネットワーク構築など、トラブルシューティングや企画、導入、キャパシティプランニングができるレベルのエンジニアであることの証明になります。

試験内容は、Linuxカーネル、高度なストレージ管理、ネットワーク構成、サーバのキャパシティプランニングなどの201試験と、Webサービス、システムセキュリティ、ドメインネームサーバ、ネットワーククライアントの管理などが範囲の202試験となっています。

LPIC-3は、システムの設計や構築、運用、保守など、LinuxやWindows、Unixなどが混在する環境のなかでも対応できるエンジニアのエキスパートであることを証明するレベルです。OpenLDAPの設定や認証バックエンドとしての利用、Sambaの基礎や共有の設定、ユーザとグループ管理、ドメイン統合、ネームサービスなどが範囲の300試験。

ホストセキュリティや暗号化、アクセス制御、ネットワークセキュリティなどが範囲の303試験。クラスタストレージやクラスタ管理、仮想化などが範囲の304試験を受ける必要があります。

4.試験概要

LPIC-1は、制限時間90分で約60問の問題を解きます。101試験と102試験の両方に合格することでLPIC-1レベルに認定されます。LPIC-2も同様に90分で約60問の問題を解き、201試験と202試験の両方を合格することで、LPIC-2に認定されます。

LPIC-3の場合は、300試験、303試験、304試験の何れかに合格をして、LPIC-2の認定も持っている場合に、LPIC-3の認定がされます。

5.試験の難易度

LPICの試験の合格率は非公開となっています。しかし、LPICが公式ホームページで発表している累計の受験者数が276,000人(2016年4月現在)いて累計合格者は、LPIC-3が11,000人、LPIC-2が20,000人、LPIC-1が65,000人です。

そのため、LPIC試験の全体の合格率は96,000人÷276,000人=約34%ということになります。LPIC-3〜LPIC-1でそれぞれ合格率は異なるはずですが、LPIC-3〜LPIC-1の合格率を平均すると約34%になるということです。

6.それぞれのレベル取得までの勉強目安期間

LPIC-3〜LPIC-1まで、それぞれのレベルに合格するためには、どれくらいの勉強期間が必要なのでしょうか。下記が実際にLPICが発表している勉強期間の目安です。

  1. LPIC-3・・・まったくの初心者の方でも1〜3ヶ月程度勉強すれば取得が目指せます。
  2. LPIC-2・・・土日学習だけでも3〜半年程度の勉強で取得が可能です。
  3. LPIC-1・・・半年〜1年程度の勉強期間が必要で、自宅学習だけでなく認定校などで勉強もできます。

7.LPICの資格取得をするメリット

LPICの資格取得をすることで、就職や転職が有利になる場合があります。LinuxOSを利用している企業は多く、インターネット関連のサーバーでシェア50%を超えます。そのため、技術者不足で悩んでいる企業もあり、Linux技術者の需要は非常に高いです。これからITエンジニアとして活躍していきたい方や、転職をして更なるキャリアアップをしたい方などに大きなメリットとなり得る資格の1つです。

2.他のIT関連資格

1.システムアーキテクト

システムアーキテクトは、エンジニアとしてキャリアアップしたい方や、就転職したい方向けの資格の1つです。合格率13.9%(平成28年度)の難易度の高い試験になります。システム開発の分析やグ設計、開発の要件定義などを行う能力を証明します。企画や要件定義、情報システムの契約や合意、機能要件の分析、凡用的モジュールの利用など、幅広い範囲で問題が出題されます。

2.ITサービスマネージャ

ITサービスマネージャは合格率14.1%(平成28年度)の国家資格です。システムの障害時に被害を最小限にするため管理や改善を行い安定稼働を確保して、サービスが安定して提供ができるように運用管理が行える証明になります。管理責任者として活躍していきたい方に適した資格です。

3.ITパスポート

国家資格でもあるITパスポートの資格は、初級シスアが整理統合してできました。試験は、ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つから構成されていて、ITに関する知識だけでなく、財務やマーケティング、法務、経営戦略など経営全般に関する幅広い知識も必要です。ITパスポートの資格を取得することで、企業で重要視される情報セキュリティやモラルに関する知識を一定以上有していることが証明されます。就職や転職の際にも役立つ可能性がある資格です。

まとめ

いかがでしょうか?今回「LPICの3つのレベルの受験難易度と概要、取得のメリット」について紹介いたしました。国内企業の多くでLinuxが使われていることもあり、Linux技術者を認定する資格でもあるLPICを取得することで、就職や転職が有利になる可能性があります。

暗記だけで簡単に取得できる資格ではありませんが、初心者の方でも、認定校などもありますので、しっかりと勉強をすれば取得できます。これからIT業界を目指す方にもおすすめの資格の1つです。

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