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ライトコインとは?ビットコインとの違いは?

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「ビットコイン」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。ブロックチェーンをベースとした仮想通貨で、国や中央銀行に依存しないため世界中に広がっていて、価値が急騰したこともありビットコインミリオネアも誕生しています。そして、仮想通貨で注目されているのはビットコインだけではありません。

ライトコインもその1つで「第ニのビットコイン」とも呼ばれています。ここでは、ライトコインとビットコインの違いや将来性、取引所などについて紹介します。「ビットコインも欲しいけど高いし。。。」と迷っている方はライトコインを検討してもいいかもしれません。

1.ライトコインとビットコインとの違い

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ライトコインとビットコインにはどのような違いがあるのでしょうか。開発者や暗号化方式、発行枚数やマイニングの難易度、トランザクションの速度など、それぞれの違いについて見ていきましょう。

1.開発者が明確

ライトコインは2011年に元GoogleのエンジニアであるCharlie Lee氏によってGithub上にリリースされました。ビットコインは仮想通貨界で有名なナカモトサトシ氏が創始者であり、ブロックチェーンの発案者でもあります。

しかし、正体がまったく不明なことから、本当にナカモトサトシという人物は存在するのか、どんな人なのか、今だに多くの謎が残っています。一般的に、ビットコイン=ナカモトサトシ氏、ライトコイン=Charlie Lee氏ですが、存在も含めて開発者が明確なのはライトコインでビットコインとの違いでもあります。

  1. ライトコイン:Charlie Lee氏
  2. ビットコイン:ナカモトサトシ氏(謎が多い)

2.暗号化方式の違い

ライトコインとビットコインでは暗号化方式も異なります。ライトコインはScryptを採用していて、ビットコインはSHA-256を採用しています。Scryptはハッシュ関数であり、SHA-256よりも効率良くマイニングしやすい特徴を持ちます。仮想通貨のほとんどはマイニングの際にScryptかSHA256のハッシュを用います。

  1. ライトコイン:Scrypt
  2. ビットコイン:SHA256

3.発行枚数の違い

仮想通貨は、法定貨幣とは違い、最初から発行枚数に上限が定められています。発行枚数上限を設けることで、新規発行が終了しても価値が落ちないようにするためです。ビットコインの発行上限数は2100万枚ですが、ライトコインは4倍の8400万枚発行予定です。発行枚数がビットコインよりも多いため、市場に出回る量が多くたくさんの人が取引に参加できます。

  1. ライトコイン:8400万枚
  2. ビットコイン:2100万枚

4.ライトコインは採掘が容易

ライトコインのマイニングはビットコインよりも難易度が低いです。ビットコインのマイニングの場合は企業が大きな資金を投じて備える高性能な専用マシンでないと対応ができないため、個人でビットコインのマイニングを行うのは困難でした。

しかし、ライトコインの場合はマイニング難易度が低く負荷も少ないため、一般的な個人用マシンでもマイニングが可能であり、個人としても参加しやすい環境です(収益化は難しいですが。。。)。

  1. ライトコイン:マイニングの難易度高い、個人での参加は困難
  2. ビットコイン:マイニングの難易度低い、個人でも参加しやすい

5.トランザクションの速度の違い

ライトコインとビットコインではトランザクションの速度が大きく違います。ビットコインの場合は1取引が完了するまでにおよそ10分かかりますが、ライトコインの場合は高速なブロック生成ができるため、ビットコインの4分の1の2分半で完了します。

ライトコインはブロックが早く作れるため短時間で取引でき、より実用的に使える特徴を持ちますが、セキュリティが弱い可能性もあると言われています。一方、ビットコインはブロック生成に時間をかけるため、その分セキュリティが堅牢なものとなります。

  1. ライトコイン:約10分
  2. ビットコイン:約2分半

6.ライトコインの将来性

2017年9月現在、ライトコインは一時的に8000円台後半を付けたものの、4000円台まで下がり、その後落ち着き5000〜6000円の範囲を推移しています。時価総額はビットコインやイーサリアムほどはないにしても常に上位に位置しています。ライトコインは、ビットコインを進化させた特徴を持つ通貨のため、イーサリアムなどの他のアルトコインのように特別な特徴は持ちません。

相場の動きはビットコインと連動することもあれば、逆に動く場合もあります。ライトコインがより注目を集めるためには、仮想通貨全体の普及が必要であり、そのためにはビットコインがもっと普及しなければなりません。しかし、中国の仮想通貨に対しての規制強化、中国大手取引所によりビットコイン取引停止など、ネガティブなニュースも多くなっています。影響力の強い中国の姿勢が今後どのような影響を与えるのか注目です。

2.ライトコインの取引所

現在、ライトコインの国内取引所はbitbank、bitFlyer、coincheckの3つです。それぞれ使い勝手や手数料、提供しているサービスなど特徴が違います。いずれも簡単に口座開設できるため、これからライトコイン購入を検討している方は、口座開設のためにも3社について見ていきましょう。

1.bitbank

bitbankは、ビットコイン、ライトコイン、リップル、イーサリアムの仮想通貨を取引できます。ビットコインもアルトコインも板で売買できるので透明性が高い取引が可能で、取引手数料も0.25%〜0.7%と業界最安値となっており利益を最大化できます。

マルチシグとコールドウォレット、マルチファクター認証による強固なセキュリティ体制で安心です。60種類ものテクニカル分析ができ、スマホでも直感的操作ができるなど使い勝手も良いです。

2.bitFlyer

bitFlyerではビットコイン取引所、販売所だけでなく、イーサリアムやライトコイン、ビットコインキャッシュの販売所も設けています。売買手数料は2017年9月現在は無料となっており、取引コストがかかりません。bitFlyerはリクルートや大手金融機関が出資している取引所で、資本金も多く規模が大きく安心感があるのが特徴です。アプリにも力を入れているようで非常に使いやすいです。

3.coincheck

初心者に人気のあるcoincheck。平日、土日関係なくほぼすべての取引が24時間いつでも可能です。コールドウォレットや2段階認証、SSL暗号化通信、預かり金の分離管理など行っており、安心して取引できるセキュリティ・資金管理体制となっています。また、貸仮想通貨サービスも行っていて、保有する仮想通貨を貸し出すことで最大年率5%で仮想通貨が増えていくサービスも提供しています。

3.相場チャートを確認するには

ライトコインやビットコインの相場チャートを見るにはどうすればいいのでしょうか。相場を見て価格変動の範囲を把握したり、今後の展開を予測することは非常に重要です。

1.取引所のサイトで確認する

相場チャートを確認したい場合はbitbank、bitFlyer、coincheckなどの取引所のサイトで見る方法があります。確認するためにはログインが必要だったりしますが、取引をしている人は最も身近で簡単な方法です。ただし、取引所によって価格差が生じたり、古いデータは消えている場合もありますので、場合によっては他の取引所の相場も確認したり、外部のサービス利用が必要なこともあります。

2.外部サービスで確認する

取引所で相場チャートを確認する他にも、外部サービスを利用して確認することもできます。例えば「Cryptowatch」などです。外部サービスで確認する場合の利点は、取引所間の価格差がないことです。他にも、いくつもサイトがありますので調べてみましょう。

まとめ

ライトコインも非常に魅力的な仮想通貨の1つです。第二のビットコインとも呼ばれており、ビットコインを進化させた特徴を持ちます。ビットコイン(30〜50万円)に比べると、ライトコイン(4000〜6000円)は安く手が出しやすいのも嬉しい点です。他にもイーサリアムやリップル、ビットコインキャッシュなど、さまざまな仮想通貨がありますので、いろいろな通貨と比較して投資判断をするようにしましょう。

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