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ITILファンデーション資格とは?ITILの基礎知識と難易度、メリット

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ITIL 資格

ITILファンデーション資格をご存知ですか。資格保持が必須の企業もある資格です。

本記事では、「ITILファンデーション資格とは?ITILの基礎知識と難易度、メリット」について、紹介いたします。

ITILファンデーション資格に興味がある方や、これからIT業界へ働きたいと考えている方は、参考にご覧ください。

ITILとは

ITILとは「Information Technology Infrastructure Library」の略で、「アイティル」と読みます。ITサービスマネジメントのベストプラクティス集であり、世界的な業界標準となるITサービスマネジメントの普及が目的です。

ITは今は生活に必要なインフラの一部となっており、常に使える状態であること、故障時には対処方法やメンテナンスをおこない、快適で安心なITサービスを安定して稼働される仕組みが必要となっています。

ITIL Foundation(ファウンデーション)資格とは

ITILファンデーションは、ITサービスマネジメントについての知識を証明する世界共通のITIL入門認定資格です。

ITILにはいくつもの資格レベルがあります。上位レベルの資格を受験するためには、このファウンデーション資格が必須です。

「ITIL2011edition(ITILv3)」と呼ばれる、2011年に設定された資格体系以後、ITの急速な進化にともない、ITサービスマネジメントに求められる知識やサービスも進化する必要があります。

そこで、2019年2月に「ITIL4ファンデーション」がリリースされました。

「ITIL2011edition(ITILv3)」はインフラを提供するプロバイダの立場での実務内容であったのに対し、ITIL4ではいかに今以上のサービス価値を提供するか、のような事業戦略やその計画といった内容が含まれてきています。

上記資格に「Leader(リーダー)」という名称があることもうなずけます。ITIL4の日本語試験は、まだ「Foundation」のみです。まずは「ITIL2011edition(ITILv3)で上位資格をねらっていくこととなります。

ITILファンデーションの勉強方法

ITILファンデーションは難易度としては高くなく、2週間から1ヶ月程度対策をとれば問題なく合格することができます。

ただし、効率的な勉強方法を実践しないと短期決戦となるため失敗してしまう可能性もあり、既に鉄板とされる勉強方法をするのがおすすめです。

ITILファンデーションの基本的な勉強方法は下記の通りです。

  • テキスト「IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション シラバス2011」で基本を抑える
  • サイト「Ping-t」の問題集を解く

短期研修などを提供しているサービスもあり、その場合は二日間程度の履修で大体の人が合格します。そのため、勉強時間としても10~20時間程度確保できれば問題ないでしょう。

1.ITILファンデーション資格の基礎知識

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ITILファンデーション資格(ITIR Foundation)は、ITサービスマネジメントの資格です。ITIL®はInfomatione Technology Infrastructure Libraryの頭文字をとったものです。

ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集大成した規格です。英国AXELOSが「ITサービスマネジメント及びITIL®に関する基礎知識を保有していること」を認定する資格になっています。

ITサービスの戦略であるサービスストラテジや、サービスデザイン、サービスを提供するための計画・調整のサービストランジション、継続的にサービス改善を行っていく継続的サービス改善や、サービスオペレーションなど、プロセスや専門用語などの基礎的な内容を理解しているかどうかを問う試験です。

 

1.資格は5レベルに分かれる

ITILファンデーション試験は、入門者向けのファンデーション(Foundation)、入門者向けと中級者向けの間となるプラクテーション(Practitioner)、中級者向けのインターメディエイト(Intermediate)、上級者向けのエキスパート(Expert)、最上位のマスター(Master)の5つのレベルがあります。

ファンデーション資格は、ITサービスマネジメントの基礎になり、ファンデーション資格を取得することで、上位資格の取得へチャンレンジできます。

インターメディエイト資格は、ファンデーション資格を持ち、さらにライフサイクルとケイパビリティの認定教育コースを学び試験に合格をすることで、インターメディエイト資格が取得できます。

エキスパート資格は、実践的な技能があることが証明されるレベルです。マスター資格は、エキスパート資格保持者しか受験できず、ITILの知識を有し専門家として対応できるレベルを証明します。

2.ITILファンデーションの試験内容・難易度

ITILファンデーションの試験内容は、制限時間が60分で、4択の問題が40問です。

合格するためには65%以上の正解が必要です。ITILファンデーション資格は、基礎的な知識が主になりますので、決して難しいわけではありません。合格率は80%以上とも言われています。

3.ITILファンデーションを取得するメリット

ITILファンデーション資格を取得することで、ITILの基本的な概念や用語を理解していることを証明できます。

ITILのことを理解していることが証明できれば、エンジニアやお客さんなど、スムーズにコミュニケーションを図ることが可能です。

ITサービスマネジメントのスキルなど国際的な証明にもなります。IT関連企業で、ITILファンデーションの資格取得を必須としているところも少なくありません。

そのため、資格を持っているからといって直接的に就職や転職に役立つわけではありませんが、資格がないと就職、転職ができない可能性もあります。

2.他にもたくさんある!IT関連の仕事に役立つ資格

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