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世の中には様々なITサービスが溢れており、サービスを提供する側には、ITに関する 知識 や 資格 が求められています。
ITシステムを運用管理するために英国政府によりまとめられた ITIL は 業界標準としての認知も高く、信頼されているベストプラクティス です。
このようなITILを運用現場に取り入れるため、多くのIT企業がITILに精通した人材を求めています。
本記事では、ITILについての 基本的な知識 やITILに関する知識・理解度を測るITIL試験の 資格体系・主に入門レベルである Foundation資格 に重きを置いて解説していきます。
ITILの基本情報
ITILについての基本的な知識を見ていきたいと思います。
ITILとは
Information Technology Infrastructure Libraryの略称であり アイティル と アイティーアイエル の二つの読み方があるようですが、一般的には アイティル と呼ばれているようです。
良質なITサービスを運用管理すること、またそれに関わる活動全般を ITサービスマネジメント と呼び ITサービスマネジメント を考える上で指標となるのが ITIL です。
ITIL は広く認知されており、IT社会を渡り歩いていくなら ITILに関して見解を深めたり ITIL資格を取得する ことは大変有意義だと思われます。
ITILで学べる内容・範囲
ITILには サービスライフサイクル と呼ばれる5つのプロセスがあります。
サービスライフサイクル
- サービスストラテジ
- サービスデザイン
- サービストランジション
- サービスオペレーション
- 継続的サービス改善
サービスストラテジ
ITサービスを提供する際の戦略のことを指します。どのように設計や開発していくか、ITサービス全体の方針を決定するプロセス。
サービスデザイン
サービスストラテジの戦略を実現し、運用環境へスムーズに導入設計するプロセス。
サービストランジション
サービスデザインで設計されたサービスデザインを本番環境へ導入・移行するプロセス。
サービスオペレーション
実際にサービスを提供するプロセス。現場の問題管理や顧客のニーズ実現を目指す。
継続的サービス改善
全体のITサービスに関わる活動を継続的に改善していくプロセス。
受験料
以前は28,000円ほどでしたが、2018年1月から試験提供元変更に伴い、受験料も変更されました。
Foundation試験概要
- 提供元 PeppleCert
- 受験料 47,401円(税込み)
- 問題数 40問
- 合格点 65%以上(26/40)
- 試験時間 60分
Foundationはその名の通り、下地の意味を持ち、ITIL資格の中でもっとも基礎的な位置づけになります。
難易度
合格率は公表されていませんが、ITIL資格の中でFoundationは入門レベルであり、試験概要も四肢択一で、合格基準正答率65%以上とそこまでハードルが高いものではないようです。
以上の事から 合格率50% もしくはそれ以上という見方が多く、独学で合格される方も少なくないようです。
ITILの資格体系
ITIL資格は4段階に分かれており、上位の資格試験を受験するには下位の資格から順番に合格していく必要があります。
ITILの入門的な位置づけである Foundation資格 から順番に解説していきます。
Foundation資格
ITILの基礎と言われている資格。ITILのコンセプト・プロセス・専門用語といった基礎知識を把握できているか試される試験になっています。
INtermediate資格
Foundationの次に目指すことになる中位資格。Expert資格を受験するためにを各試験の総称となります。
複数ある試験の中から選択して単位を取得することで次のExpertへと進むことができます。
Expert資格
INtermediate資格と 17単位 を取得することで受験可能となる上位資格。
各専門分野の知識をバランスよく保有し、現場で活用する能力を持っているか試されます。
Master資格
Expertのさらに上に位置する最上位資格であるMasterの試験形式は、これまでの筆記試験とは別の形式であるということでした。
詳細は把握できませんでしたが、IT関連の実務業務や活動を認められた方が受験できるような仕組みとなっており、試験は経歴書の提出および面接によって進められるようです。
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