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iPhoneには「ボイスメモ」というアプリケーションが標準で搭載されており、これを用いることで音声の録音が可能です。
録音した音声はボイスメモ単体でトリミング等の編集が行えます。また、メールやメッセージに渡したり、同期しているMac/Windows PCのiTunesに転送することも可能です。
本稿ではiPhoneの標準ボイスメモアプリケーションの使い方、共有方法、そしてパソコンへの保存方法についてご紹介いたします。
目次
1.ボイスメモアプリケーションの使い方
どのようにしてボイスメモアプリケーションを使うのでしょうか?ご紹介いたします。
①録音の開始/停止
ボイスメモアプリケーションを用いて音声を録音するには、以下の手順にしたがって操作してください。
- 「ボイスメモ」アプリケーションを起動してください。
- 赤丸の録音ボタンをタップして録音を開始します。
- 録音中は録音ボタンが停止ボタンに変わります。
- 停止ボタンをタップすることで録音を停止します。
再生ボタンをタップすると録音した音声をプレビューできます。音声の開始位置は中央の青線で表示されています。波形部分を左右スワイプで動かして任意の場所から再生を開始できます。
画面右上のスピーカーボタンをタップすることで、再生するスピーカーを本体上部の受話スピーカーと本体下部のメインスピーカーから切り替えられます。
再度録音ボタンをタップすると、同じファイルで続けて録音します。注意しなければならないのは、音声の開始位置がどこにあるかです。
青線の開始位置から録音が再開されます。録音済みの位置から録音を再開すると、以前の内容が上書きされていきます。一度上書きされた音声は元に戻せません。
②録音した音声のトリミング
画面右のボタンをタップすることで、録音した音声の編集を行えます。
両サイドの赤線で選択範囲を指定します。上側に赤丸が付いているのが選択開始位置、下側に赤丸が付いているのが選択終了位置です。
ふたつの赤線をドラッグして選択範囲を指定してください。ただし、最小の選択範囲は1秒間です。
「削除」をタップすると選択範囲内の音声を削除して前後を詰めます。「トリミング」をタップすると選択範囲だけを残してその前後を削除します。
③録音の終了
- 録音を終了するには「完了」をタップしてください。
- ボイスメモのタイトルを入力して「保存」をタップすることで、録音を終了します。
- 「削除」をタップすると録音した内容は破棄されます。
④録音した音声の管理
「完了」をタップすることで、画面下部の音声リストが拡大します。ここに過去に録音した音声がリスト表示されます。
リストをタップして選択することで、音声のプレビューや削除、トリミング等の編集を行えます。
共有ボタンをタップすることで、メールやメッセージアプリケーションに音声を転送できます。
また、iPhoneをMac/Windows PCと同期すると、録音した音声はiTunes上のライブラリに追加され、「ボイスメモ」というプレイリストに入れられます。
2.ボイスメモの注意点
録音中にホームボタンを押したり他のアプリケーションに切り替えたりしてバックグラウンドに回った状態でも、ボイスメモは録音を続けます。
その場合、ステータスバーが赤くなり「録音中」と表示されます。
また、ボイスメモは通話中の音声は録音できません。これは相手の同意なしに通話を録音することが違法である国があるためだと言われています。
3.ボイスメモをパソコンで保存したい場合
iPhoneのボイスメモデータをパソコンへ保存したい場合は、主に3つの方法があります。
「iTunes」「AnyTrans」「AirDrop」で、いずれも簡単な操作で転送・保存することができます。それぞれの方法を確認し、やりやすい方法で保存してみましょう。
①iTunesで保存するとき
大容量のボイスメモデータを保存したい場合はiTunesを使ってパソコンへ転送する方法がおすすめです。普段、iTunesを使用しiPhoneと接続しているパソコンであればWindowsでもMacでも使用できます。
- パソコンとiPhoneをLightningケーブルなどで接続してiTunesを起動します
- 画面左上にあるiPhoneのマークをクリックします
- 画面左のメニューの中から「ミュージック」をクリックして「音楽を同期」を選択して「ボイスメモを含める」にチェックをし、「適用」をクリックします
これにより、同期が完了次第、iTunesのプレイリストにボイスメモデータが保存されています。
ファイルを右クリックすれば、保存先のフォルダを開くことができます。普段からiTunes同期をしている方にもおすすめの保存方法です。
②AnyTransで保存するとき
AnyTransを使用してボイスメモをパソコンに保存することもできます。
AnyTransとは、iPhoneなどiOS向けの転送専用ソフトのことで、ボイスメモの録音時間が長くても簡単にパソコンへ転送できます。
- AnyTransをWindowsかMacへインストールして起動します
- パソコンとiPhoneをLightningケーブルなどで接続します
- パソコン画面の右側に表示されるボタンをクリックし、個別管理画面へと移行します
- 次の画面で「オーディオ」から「ボイスメモ」を選択します
- パソコンへ転送したいボイスメモデータを選択したうえで、画面右上にある「パソコンへ転送」ボタンをクリックします
これによりパソコンへボイスメモデータを転送・保存できます。AnyTransをインストールしておけば、ボイスメモに限らずさまざまなデータをスピーディーに転送することができます。
③AirDropで保存するとき(Macのみ)
Windowsではできませんが、MacであればAirDropを使ってボイスメモデータを保存することもできます。
- MacでAirDropを開いて「このMacを検出可能な相手」で該当するiPhoneを選択します
- iPhoneのコントロールセンターを表示し、Wi-Fi、Bluetooth、AirDropのすべてをオン設定にします
- iPhoneで保存したいボイスメモを選択して画面左にある「□」をタップします
- 「タップしてAirDropで共有」欄にあるMacをタップします
- Mac側でiPhoneから転送されるボイスメモデータを受け取れば転送・保存完了です
上記方法により、iPhoneのボイスメモデータをMacへ転送し保存ができます。普段、iCloud同期が多い方やAnyTransのインストールは。。。という方は、AirDropで行いましょう。
ただし、AirDropはiPhoneとMacが近くにあるときでないと使用できませんので注意しましょう。
4.ボイスメモの共有方法
ボイスメモはメッセージやメール、アプリで共有することができ、「記録を恋人と共有したい」「会議・MTGの録音データを職場の上司に送りたい」など、さまざまな用途で使用できます。
いずれも共有方法は簡単ですので、試しに恋人や友人へ送ってみましょう。
①メッセージで共有
メッセージでボイスメモを簡単に共有することができます。素早く共有できるため、友人や知人に送りたいときにも便利です。
- メッセージで共有したいボイスメモを選択します
- 画面左側に表示されている「□」マークをタップします
- するとアイコンが複数表示されるため、メッセージのアイコンを選択します
これにより、該当のボイスメモデータを希望の相手とメッセージで共有することができます。
②メールで共有
メッセージではなくメールでボイスメモを共有することもできます。職場の人や目上の人へ送りたいときに便利です。メッセージでの共有方法とほとんど操作方法は変わりません。
- メールで共有したいボイスメモを選択します
- 画面左側に表示されている「□」マークをタップします
- するとアイコンが複数表示されるため、メールのアイコンを選択します
③アプリで共有
DropboxやEvernoteなどのクラウドストレージアプリを使って共有することもできます。ボイスメモを共有したい相手とDropboxやEvernoteなどを共有している場合におすすめです。
- 共有したいボイスメモを選択します
- 画面左側に表示されている「□」マークをタップします
- アイコンが複数表示されるため、DropboxやEvernoteなど共有したいアイコンを選択します
まとめ
いかがでしたか? 本稿ではiPhoneの標準ボイスメモアプリケーションの使い方、共有方法、そしてパソコンへの保存方法を説明しました。
「ボイスメモ」という名前の通り音声によるメモを残したり、会議等の音声を録音するためにボイスレコーダー代わりにしたり、iPhoneで音声を録音したいときは本稿を参考にしてみてください。