iPhoneをバージョンアップさせる前に確認すべきこと

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iPhoneのオペレーティングシステム、iOSは約1年間隔でメジャーアップデートがリリースされます。アップデートがリリースされると、お手持ちのiPhoneに通知がされるので、すぐにバージョンアップを実行される方も多いでしょう。

しかし、何の準備もなしにiPhoneのバージョンアップを実行するのはおすすめできません。本稿では、下準備なしにアップデートを実行する危険性、アップデートの前に行うべき4つの対応をご紹介します。Appleの最新ソフトウエアを、みなさんが安心して享受いただけたら幸いです。

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不具合があることも?メリットばかりでないiOSアップデート

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iOSのアップデートリリース直後に「アルバムの写真が見られない」「iCloudへのバックアップができなくなった」といった不具合報告を、Twitterなどで見かけたことがあるかと思います。

そのとおり、iOSのアップデート直後にはバグが多発します。しかし、これはAppleに限ったことではなく、GoogleのAndroid、PCの分野ではMicrosoftのWindowsにも同じことがいえます。冷蔵庫やエアコンと違って、スマートフォンは更新型のソフトウエアを採用しているため、多少の不具合は仕方がないことでもあります。その代わり、脆弱性への対応やインターフェースが改善された最新のソフトウエアが日々、私たちのもとへ届けられるのです。

しかし、いくら多少の不具合には目をつむるといっても、カメラやバックアップサービスなど、これまで当たり前のようにできていたことがアップデートを堺に機能しなくなってはたまったものではありません。これらの不具合は、ユーザー側で準備をしていれば未然に防げる可能性もあります。アップデート後に泣きを見ないためには、ユーザーも準備をしておくことが大切です。

次項からiPhoneをバージョンアップする前に確認すべきことを詳しく解説していますので、1つずつチェックしてみてください。

【1】手持ちのiPhoneは新バージョンに対応しているか確認

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まずはお手持ちのiPhoneが新バージョンのiOSに対応しているか、確認をしましょう。2016年4月現在で最新のOSバージョンとなるiOS9.2.1は、iPhone4s以降に対応しています。iPhone4以前のモデルはiOS8から対応できなくなりました。

古い機種が最新のOSから除外されるのはよくあることで、その理由は最新のソフトウエアが要求するスペックに機種本体が対応しきれないからです。実際のところ、iOS9.2.1がiPhone4sに対応しているといっても、動作のサクサク感は最新機種であるiPhone6sに遠くおよびません。

アップデートの対象を古い機種まで広げてしまうと、新機能が制限されたり、不具合の原因となったりする可能性があるため、Appleは過去のハードウェアは着実に切り捨てていく傾向にあります。iOSのアップデートが発表されたときは、まずはご自身のiPhoneが動作対象機種に含まれているかチェックしましょう。対応機種はAppleの公式ページで確認できます。

もしも、iOSアップデートの対応機種でない場合は、長い年月を掛けて愛用してきた証拠でしょう。慣れ親しんだ愛機を手放すのは惜しいかもしれませんが、最新機種の性能は段違いに快適です。恩恵を受けるために、新しいiPhoneへ機種変更を検討してみてください。

【2】iOSの新バージョンにアプリが対応しているか確認

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次に、あなたが普段よく使うアプリが最新のiOSに対応しているかチェックすることが重要です。

iOS9.1から9.2のようなマイナーアップデートであれば、さほど気にする必要はありませんが、過去にはiOS7のベータ版アップグレード時にポッドキャストが使えなくなってしまったという報告がありました。その他にも、iOS6のバージョンアップでは、標準インストールされていたGoogle Mapが削除され、Appleが開発した地図アプリに変更されたことがあります。これまでGoogle Mapアプリを愛用していた方は再インストールを余儀なくされ、ユーザーの間では不満が広がりました。

また、『グランブルーファンタジー』や『パズル&ドラゴン』に代表されるゲームアプリも最新のiOSで動作しない、という報告はよく挙げられています。このような何百万人ものユーザーを抱える企業であれば、すぐに不具合の対応に乗り出してくれますが、ユーザー数の少ないニッチなアプリはアップデートに対応しきれない可能性もあります。

仕事で乗り換え案内を使っている、プライベートで参加しているソーシャルゲームがあるなど、使用頻度の高いアプリがiOSの最新バージョンに対応しているか、確認をしておきましょう。

【3】格安SIMをお使いの方は利用会社で対応状況を確認

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docomoやau、SoftBankといったキャリアではなく、格安SIMをご使用されている方も注意が必要です。

格安SIMとはBIGlLOBEやso-netなどの大手プロバイダが、docomoやauなどのキャリアが使用している回線を借りて、インターネットや通話を提供するサービスです。全国のショッピングモールを展開するイオンリテールが参入したことでも話題になりました。スマホの月額料金を節約できるメリットがあり、ご使用されている方も少なくないでしょう。

この格安SIM、iOS9のアップデート時にはSIM会社からさまざまな不具合が報告されました。
iOS9へのアップデートは格安SIMの利用ユーザーは注意!通信が出来なくなる可能性も!

その不具合の多くがインターネットができなくなったり、通話ができなくなったりとクリティカルなものです。格安SIMをお使いの方は、iOSをアップデートする前に、対象のSIMが対応しているか確認しておくべきでしょう。対応状況は対象のSIM会社がホームページで発表することが多いようです。

自宅に電話回線を引いていない方にとって、携帯電話は大事な連絡手段。アップデートが引き金となり、インターネットも通話もできなくなってしまっては生活に大きな支障が生じます。格安SIMでiPhoneを使用されている方は、とくに慎重にアップデートをする必要があります。

【4】iPhoneのバックアップデータを作成する

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iOSアップデートに対して、iPhone本体、お気に入りのアプリ、SIMの対応状況が確認できたら、最後にすべきことはiPhoneのデータバックアップです。

iOSのアップデート時に、iPhoneにインストールしていた音楽やアプリが全て消えてしまった、という報告がされています。バックアップデータがあれば簡単に再インストールできますが、もしバックアップデータがなければ手動で入れなおす必要があります。音楽や動画、写真など、さまざまなシーンでiPhoneを活用している方は、万が一の事態に備え、バックアップデータを取得しておくことをおすすめします。

iPhoneのデータをバックアップする方法は2通りあります。

iTunesを使用してバックアップ

PCをお持ちの方はiTunesを使ってバックアップデータを作れます。PC環境が必須であり、データ作成には時間が掛かりますが、iPhone本体にあるデータを丸ごとコピーできるため、おすすめの方法です。

iTunesを使ってバッアップデータを作る方法は至って簡単です。PCにiTunesをインストールして、LightningケーブルでiPhoneと接続するだけ。自動的にバックアップが行われない場合は、iPhoneの設定画面で「手動でバックアップ/復元」というメニューをクリックするだけです。

iCloudを使用してバックアップ

PCをお持ちでない方はiCloudでバックアップデータを作れます。音楽データと映像データはバックアップに含まれないことが難点ですが、iTunesを使用できない方はiCloudを利用しましょう。

iCloudをt勝手バックアップデータを作る方法も難しくありません。iPhoneの「設定」アプリをタップして、「iCloud」をタップします。その画面で下にスクロールすると「バックアップ」の項目があるので、タップして、あとは画面の表示に従うだけです。

※バックアップデータを取得していても、以前のiOSバージョンにダウングレードはできませんので、ご注意ください。

どうしても心配という方は様子見もアリ

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以上、iPhoneをバージョンアップする前に確認すべきことをご紹介しました。

どれか1つでも気がかりな項目があれば、クリアするまでアップデートを控えることをおすすめします。日本でのスマホシェア率はiPhoneが断トツ1位の60%を誇り、ユーザーからのアップデート実施報告が多数寄せられます。Google検索やTwitter、2chなどでユーザーの方のアップデート状況をチェックしてみると良いでしょう。

確認すべきことを全てクリアできたら、ぜひバージョンアップをしてみてください。iOSはアップデートする度に、インターフェースや動作不良を劇的に改善してきました。その1つが2013年のiOS7から採用されたフラットデザインであり、流行に敏感な企業はAppleに倣い、続々と自社のwebサイトをフラットデザインに変更しました。今日における製品デザインのトレンドにもなっています。

機能改善だけでなく、流行の最先端を、手持ちのモバイルでいち早く体験できるのもiOSアップデートの醍醐味といえるでしょう。

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