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iPhoneって防水なの?

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日本で最も使われているスマートフォン、それが、Apple社が手がける「iPhone」シリーズです。Androidを搭載した端末では、以前から、黎明期の割と早い段階から防水機能を備えてきましたが、iPhoneでは長い間、その防水機能は備えられてきませんでした。

ですが、今のところ最新機種であるiPhone7には、iPhone史上初の防水機能が備わりました。この防水機能は、これから発売されるであろうiPhone7sや、iPhone8にも備えていくスタンダードな機能になっていくことが想定されます。

そこでここでは、iPhoneに関する防水機能についてや、なぜ今までiPhoneには防水機能が搭載されなかった、防水機能と防水ケースの性能差にてついて、ご案内していきます。

iphoneの種類別防水機能について

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ではまず、iPhoneのそれぞれの防水機能について解説していきます。これまでのiPhoneシリーズについてはもちろん、防水ケースとの差や、なぜ今まで防水機能を備えてこなかったのか、そしてなぜこの機会に防水機能を備えたのかについてにも触れつつ、解説していきます。

iPhome6sまでの防水性能

iPhone6sまでは、公式で防水性能がついておりませんでした。なので、水によるトラブルや不具合に関しては、使用者責任ということになり、補償の対象外でした。

防水機能が備わっていないと言っても、どれくらいの防水機能が備わっているのかという実験動画が、Youtube等の動画共有サイトで公開されています。やはり、防水機能を備えているAndroid搭載スマートフォンに比べると、その防水に関する性能はほとんどありません。

ですが、防滴くらいの性能であれば、以前までのiPhoneにも備えられていることが、実験動画内で証明されました。

ですが、これに関しては必ず自己責任となりますので、慎重に使うに越したことはありません。一番注意が必要なのは、濡れている手で触れてしまうことはもちろん、ポケットに入れていて汗をかいた場合に蒸気で水濡れしてしまうパターンです。これは、見落としがちな方も多いため、なるべく慎重に取り扱いましょう。

各社からリリースされた、防水ケース

これまでのiPhoneに防水機能を与えるために、様々な企業から防水ケースというiPhoneケースがリリースされてきました。防水ケースの大概は、耐衝撃にも対応しているケースが多いです。

防水ケースの良いところは、海中での使用にも耐えられるという点です。通常の防水機能を搭載したスマートフォンの防水機能は、飽くまで真水での防水機能を想定した上でのスペックになるので、海水で使用した時には補償されません。ですが、防水ケースであれば、海での使用に耐えられるものもあります。

さらに、海ではスマートフォンを傷つける要因がたくさんありますが、防水ケースであれば、ケースを付け替えるだけで簡単に解決することが出来ます。今までは、そうしてiPhoneに後付けで防水機能を加えておりました。

公式な防水性能は、iPhone7から

今現在iPhone7、iPhone7plusには、防水/防塵性能が備えられました。その防水/防塵性能は、Apple公式によるとIP67に対応しているとの記述があります。これは、防水性能に関しては7等級という規格に対応しており、水中に入れての使用にも耐えられるというかなり高い等級です。

さらに防塵性能に関しても、最上級の6等級に対応しているため、かなり高い防水/防塵性能を備えていると言えます。ただし、これは飽くまで真水での防水性能ですので、海水での使用に関しては傷が付くことを含め、真水以外での防水使用に関しては注意が必要です。

なぜこれまで、防水機能を備えなかったのか

iPhoneシリーズはこれまで防水機能を備えてきませんでした。ライバルである他のAndroid端末では多くの端末が防水機能を備えている中、不自然なほどに、一貫して非防水を貫いてきました。それは、なぜでしょうか。

それは、防水機能を備えたことによりデメリットをAppleは重要視したからです。防水性能を備えると、端末の密閉性がより高くなります。すると、端末内での熱がこもるようになり、CPU等の基盤に悪影響をもたらします。複数のAndroid端末では、端末のフレームに金属パイプを埋め込むことによって熱を吸収し、外部へ排出するといったような方法で解決しています。

ですが、スティーブ・ジョブズは無駄を嫌いました。防水性能を備えるということは、それを備えることでのデメリットを解消するためのパーツを多く備えなければなりません。これは、スティーブ・ジョブズの意に反したのです。そのため、無駄な機能やパーツを捨て去り、そして防水機能を捨て去ってきました。

このタイミングで、防水機能を備えた理由

しかし、スティーブ・ジョブズが亡くなり、AppleのCEOはティム・クックに変わりました。iPhone7は、ティム・クックに代わってから初めてのiPhoneです。スティーブ・ジョブズとは少し違った思想を持つティム・クックによって、iPhoneにも防水機能が備えられるようになりました。

ティム・クックは、より多くの人にiPhoneを手にしてもらいたいと考え、防水機能だけではなく、カラーバリエーションを豊富にしたり、おサイフケータイ機能を備えたりと、よりユーザーに近い目線でのiPhone開発に乗り出しました。

iPhone6の段階でも既にティム・クックがCEOとしてiPhoneをデザインしてきましたが、iPhoneについての変更点は防水機能までは手を付けず、これまでにスティーブ・ジョブズがこだわってきたそのサイズの変更に留まりました。

初めはあまり受け入れられなかった、大きくなったiPhoneも次第にユーザーに自然と受け入れられるようになったため、iPhone7のリリース時に防水機能を加えました。

完璧ではない防水機能

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上記でもご案内している通り、iPhone7からは防水機能が備えられるようになりました。しかもその防水/防塵機能はとても高いものを備えております。ですが、それは完璧な防水機能ではありません。その、完璧ではない防水機能のよくある例を、3つご紹介していきます。

海での使用

上記でも何度かご案内したように、Apple公式で発表している防水機能に関しては、真水での防水性能になります。ですので、海で使用するとなるとつい海水にiPhoneを浸けてしまう方がいますが、これは、公式で発表している防水機能の範囲外となってしまうので、海での使用には十分注意しましょう。

水中での長時間撮影

防水機能を備えたiPhoneは、水中に入れることも出来ます。そのため、新しい角度や面白い写真や動画を撮影することも出来るようになりました。ですが、7等級の防水性能を備えているiPhoneは、原則水中での使用は30分以内とされています。ですので、例えば池でタイムラプス撮影をしようとすると30分を超えてしまうこともあるため、注意が必要です。

また、水中と言っても水深でいうと1m以内とされているため、それを越えての使用は避けるように、注意を刷る必要があります。

水以外の液体

「防水だから大丈夫」と言っても、やはり真水以外の液体には対応しておりません。ですので、海水はもちろんですが、ついやってしまいがちなのが、液体状の調味料がかかってしまうケースです。画面も大きくなり、防水機能も備えたiPhoneはキッチンで使われることも多くなりました。

そういったときに、水以外の調味料がついかかってしまいがちです。やはり、水以外の液体に対しては気を付けて使用しましょう。

防水機能と防水ケースの違い

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端末に備えられている防水機能と、様々な企業がリリースしている防水ケースは少し役割が違います。それは防水性能だけでなく、付随する色々な機能についてです。その違いによる、双方のメリットやデメリットについて、ご紹介していきます。

それぞれのメリット

まずは防水ケースのメリットについて、ご紹介致します。リリースされている防水ケースのほとんどは、耐衝撃性能も備えております。そしてケースによっては、防水機能を備えたiPhoneよりも高い防水性能を備えたケースも存在しているため、安心して使うことが出来ます。

海水にも対応していると謳っているものもあり、傷がついたり破損した場合には数千円で買い換えることでまた新しく使うことが出来ます。そして防水機能のメリットは、何よりもケースを付けなくても防水というブランドがあるために、安心して利用することが出来るという点です。

これにより、これまでのiPhoneよりもより気軽にiPhoneを持ち出し、様々なシーンで使うことが出来るようになりました。耐衝撃性能等はなくとも、普段からつかうiPhoneがより気軽に使えるようになったという点は、防水iPhoneの一番のメリットです。

それぞれのデメリット

そして、防水ケースのデメリットについてです。防水ケースのデメリットは、防水ケースのほとんどが耐衝撃性能も備えているため、防水ケースを着用することにより大きくなってしまうという点です。iPhoneの、本来の薄さや軽さを潰してしまうことになります。こうした点は、防水ケースを着用することでのデメリットです。

また、使っていてiPhoneの熱がこもるようになってしまいます。それにより、iPhoneの動作が重くなってしまうことがあります。こうした点も、防水ケースを着用することでのデメリットです。

次に、防水機能のデメリットについてです。防水機能を備えていることで、iPhone本来の薄さや軽さはそのままに、安心して様々なシーンで活用することが出来るようになりました。ですが、ケースがないということは、それだけiPhoneが傷付きやすくなり、衝撃に対する性能が落ちてしまいます。

こうした点は、防水機能を備えたiPhoneをそのまま使う上での、デメリットです。

筆者のオススメ

最後に、私のオススメの使い方をご紹介して、結びとします。世の中には、スマートフォンケースの他に、スマートフォンバンパーという製品があります。それは、スマートフォンの縁だけを覆うことで、厚みを出すこと無く、耐衝撃性能を備えることができる製品です。

そこで、私のオススメの使い方は、防水機能を備えたiPhoneに、ステンレス製のバンパーを着用して使うという使い方です。この方法であれば、防水であり、かつ耐衝撃性能を兼ね備えることが出来ます。そして、なぜステレス製なのかという点についてですが、これは熱を外へ逃がす役割を果たしてくれるからです。

iPhoneに防水機能を備えたということは、その分iPhoneに熱がこもりやすくなったり、iPhone本体が熱を持ちやすくなったというデメリットがあります。ですが、ステンレス製のバンパーを着用することで、ステンレスが熱を吸収し、その熱を外部へ逃すことが出来るようになります。

この使い方であれば、防水ケースの着用の弱点、防水機能だけの弱点を補いつつ、最新のiPhoneを使うことが出来るようになります。

まとめ

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このように、防水機能を備えたiPhoneには良い面もあれば、良くない面もあります。かと言って防水ケースの着用も、良い面もあれば良くない面もあります。どの使い方が良いのかは、本当に人それぞれです。ですがこの記事を読み、少しでも自分のスタイルに合った使い方の、参考となれば、幸いです。

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