iPhoneアプリ開発を行うために準備すべきこと一覧

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iPhoneを使う上で欠かせないのが、便利なアプリの存在です。App Storeにはたくさんのアプリが登録されていて、iPhoneユーザーなら自由にダウンロードして使うことができるのですが、アプリを使っていると、だんだん自分でもアプリを作ってみたい、と思う方もいると思います。

しかし、iPhoneアプリを開発するには準備が必要で、結構手間がかかります。そのため、いざiPhoneアプリを開発しようと思っても、初心者の方では何から始めたらいいのかわからない、ということがあります。

そこで今回は、iPhoneアプリ開発を行うにあたって必要になる準備事項を詳しく解説します。

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1.ネット環境

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アプリ開発をするためには、ネット環境は必須です。開発したアプリをApp Storeに登録する際に、インターネットを通して登録するためです。また、アプリのテストを行うためにネット回線の速度を変更したり、速度がどれくらいかを把握する必要があります。

1.テストのためにネット速度を変える

アプリを開発したら、公開する前にバグがないのか、使い勝手は良いのか等を確認するためにテストを行います。その際に、「ネット環境が悪い状態でアプリがどう動くのか」といったことを確認するために、ネットの速度を変える必要があります。

ネットの速度の変更は、iPhone側の設定で行うことができます。iPhoneをPCに接続し、後述する「Xcode」の設定で「Use for Development」をオンにすると、iPhoneの設定に「デベロッパ」という項目が表示されます。

その中のStatusをタップすると、疑似的なネットワークの設定画面にはいるので、その画面のEnableをタップして有効にします。これで、疑似的にネットワークの速度を遅くすることができます。

2.速度チェッカーで計測する

ネットの速度を変更したら、実際にそれがどれくらいの速度なのかを調べる必要があります。速度のチェックにはいくつか方法がありますが、「BNRスピードテスト」がおすすめです。

iPhoneのブラウザから以下のURLのページに行って「下り速度テスト開始」をタップするだけで簡単に速度を調べることができます。

BNRスピードテスト

2.パソコン環境(Mac)

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開発したiPhoneアプリを公開するにはiPhoneと同じApple社から発売れているパソコン「Mac」が必要になります。Windowsでも開発自体はできますが、実機でのテストやストアへの公開といったことはできません。

さらに、Macであればなんでも良い訳ではなく、快適にアプリ開発を行うにはある程度しっかりとした環境が必要です。

1.デバック時間短縮のためのスペック

アプリを開発する際には、アプリの動作を確認し、バグを発見する「デバッグ」と呼ばれる作業を何度も行うことになりますが、スペックが低いMacではデバッグに非常に時間がかかってしまいます。

開発スピードを上げるためにも、できるだけスペックの高いMacを使うようにしましょう。可能であればノートパソコンタイプのMacではなく、デスクトップタイプのパソコンのほうが、スペックが高く、後述するスクリーンのサイズの観点でもおすすめです。

2.開発ソフトウエアが見やすいスクリーン

スペックと同じくらい大事なのがスクリーンのサイズです。画面のサイズが小さいと文字が小さくなり、非常に見づらくなります。

デスクトップタイプのMacの場合あまり気にする必要はありませんが、ノートパソコンタイプのMacで開発をする場合は、最低でも13インチ以上のサイズのスクリーンを持ったMacで開発をするようにしましょう。

3.iPhoneアプリ開発ソフトXcode

iPhoneアプリ開発には「Xcode」と呼ばれるソフトウェアを使います。XcodeはMacのみで動作する開発ソフトウェアです。価格は無料ですし、iPhoneアプリを開発するうえでは欠かせないアプリなので、必ずインストールするようにしましょう。

1.Xcodeのダウンロード方法

Xcodeは他のアプリと同様にApp Storeでダウンロードすることができます。MacのApp Storeにアクセスして、「Xcode」をダウンロードしましょう。

Xcodeをダウンロード

なお、Xcodeをダウンロードする際にはハードディスクの容量が5GB以上必要なので、容量を事前に確認しておきましょう。

2.Xcodeガイド(日本語)

Xcodeはすべて英語表記となっています。そのため、英語に慣れていない方には使いにくいかもしれません。Appleの公式ホームページでXcodeの日本語のガイドを見ることができるので、目を通しておくとよいでしょう。

Xcodeガイド(日本語)

3.Xcodeのインストールと環境構築の方法

XcodeはApp Storeからダウンロードすると自動的にインストールされます。なので、インストールは非常に簡単です。インストールしたらそのままでも使うことができますが、アプリ開発を便利にするために、いくつか初期設定を行って快適な環境を構築するとよいでしょう。

Line numbers

Line numbersを設定すると、ソースコードの行数が表示されるようになるので、コーディングやデバッグがしやすくなります。

行数を表示するには、メニューの「Xcode」->「Preferences」をクリックします。Preferences画面が表示されるので、「Text Editing」のタブの一番上にある「Line numbers」にチェックを入れます。

これで、行数が表示されます。

Double Click Navigation

デフォルトの設定では、Xcodeの左端のファイル一覧でファイルをダブルクリックすると、現在のタブに開いてしまいます。設定を変更して、新しいタブで開くようにしましょう。

先ほどと同様に「Preferences」の画面を表示します。Navigationタブの「Double Click Navigation」を「Uses Seperate Tab」にします。これで、ファイルをダブルクリックすると、自動で新しいタブで開くようになります。

4.Xcodeを使って、アプリを作ってみよう

Xcodeのインストールが終わったら、いよいよアプリ開発を始めることができます。実際に、Xcodeを使ってアプリを作ってみましょう。

1.Xcodeを起動する

それでは、Xcodeを起動してみましょう。Xcodeを起動すると、「Welcome to Xcode」という初期起動画面が表示されます。選択項目が3つありますが、真ん中の「Create a new Xcode project」を選択して、新しいプロジェクトを開始します。

すると、作成するアプリのテンプレートを選択する画面になります。今回はiPhoneアプリを開発するので、「iOS」->「Application」->「Single View Application」を選択してください。

2.アプリの基本情報入力

アプリのテンプレートを選択すると、アプリの基本情報を入力する画面になります。Product Name(アプリの名前)、Organization Name(会社名)、Organization Identifier(識別ID)を入力します。

また、language(プログラミング言語)はObject-CとSwiftを選ぶことができます。Object-Cが昔からある言語で、Swiftが最近新しく登場した言語です。現在はどちらご言語でも問題ありませんが、今後のことを考えると新しい言語であるSwiftを選択したほうが良いでしょう。

全てを入力したあとに、Nextをクリックでプロジェクトが作成されます。

3.プロジェクト情報画面の構成

プロジェクトが作成され、プロジェクト情報画面が表示されます。この画面には、上部にプログラムの実行や停止などが行えるツールバー、左側にアプリに関連するファイル一覧が表示されるナビゲーターが表示されています。

また、中央には実際にコーディングをしていくエディター、右側にはオブジェクトの設定の変更を行えるユーティリティ、画面下部にはプログラムのログやエラーが表示されるデバッグエリアがあります。

4.ソースコードの表示

ソースコードは、ナビゲーターから表示したいソースコードを選択してクリックするとエディターに表示されます。例えば、「ViewController.swift」をクリックするとビューコントローラーのソースコードが表示されます。

5.画面レイアウトの設定

ナビゲーターの「Main.storyboard」をクリックすると、画面レイアウトが表示され、画面レイアウトの設定を行うことができます。

6.簡単なソフトを作ってみる

それでは、実際に簡単なソフトを作ってみましょう。今回はプログラミングではよくある「Hello World」を表示するプログラムを作ってみます。

ナビゲーターからビューコントローラーをクリックしてソースコードを表示させます。そして、エディターで以下のソースコードを「import UIKit」の次の行に追加してください。

class HelloWorld: UIView {
override func drawRect(rect: CGRect) {
let attrs = [NSFontAttributeName: UIFont.systemFontOfSize(24)]
let str = “Hello, World!”
let nsstr = str as NSString
nsstr.drawAtPoint(CGPointMake(100, 100), withAttributes: attrs)
}
}

記入し終わったら、画面レイアウトを表示します。「Main.Storyboard」->「HelloWorld」と選択します。その後、ユーティリティエリアの青い四角ボタンをクリックし、「クラス」という項目から「Hello World」を選択します。これで開発は終了です。

7.作ったアプリをシミュレータで動かしてみる

アプリを開発したら、実際に動かしてみましょう。ツールバーの「▶」をクリックすると、アプリのビルドが開始され、バグ等がなければアプリが起動します。

5.iOSデベロッパープログラムへの登録

以上で、アプリを開発するまでの流れが分かったと思います。最後に、開発したアプリを公開する方法を説明します。

1.Apple Developer Programsへの登録

開発したiPhoneアプリを公開するにはiOS Developer Programに登録する必要があります。iOS Developer Programには3つのコースがありますが、個人で登録する場合は年間費11,800円のコースへ登録することになります。

2.登録に必要なもの

iOS Developer Programへの登録には、本名と連絡先、クレジットカード、本人確認書類(免許証など)が必要になります。事前に準備しておきましょう。

3.iTunes Connectへ銀行口座他を登録

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iPhoneアプリを開発・リリースすると、お金を稼ぐことができる場合があります。有料のアプリ販売やアプリ内課金、無料アプリの広告収入などです。

そういった収入を得る場合には、「iTunes Connect」へ銀行の口座と税金情報を登録しておかなくてはなりません。アプリをリリースする方の多くが何ならかの形で収入を得ると思いますので、忘れず登録しておきましょう。

まとめ

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ここまで、iPhoneアプリを開発するための準備について詳しく説明してきました。初めての方には少し大変かもしれませんが、iPhoneアプリを開発するには、そのためのしっかりとした準備が欠かせません。

iPhoneアプリを自分で作れるようになれば、お小遣い稼ぎが出来たり、App Storeにはないアプリを作って普段の生活に役立てたり、といったことが可能になります。

iPhoneをもっと楽しく使うために、iPhoneアプリ開発を始めてみてはいかがでしょうか。

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