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第1世代のiPadがAppleから発表されたのが2010年、iPhoneのようなスマホでもないMacBookのようなノートでもない新しいデバイスとして登場したiPadは、今ではタブレットの代名詞として普及するようになりました。
iPhoneよりも画面あたりの情報量が多いiPadは、ブラウザでのネットサーフィンやメールのやりとりがとても便利になるiPadですが、初めてiPadを購入した時に意外と躓くのがメール周りの設定です。
この記事ではiPadのメールの設定で失敗しないために、設定方法と対処方法をご紹介していきます。
メール設定の際にみる「POP」と「IMAP」とは
メール設定の際に、「POP」「IMAP」という言葉をみたことはありませんか?
2つともメールの設定の際に見たことはある方は多いと思いますが、深く考えずにマニュアルに書いている通りに設定している人も多いと思います。
ここでは「POP」と「IMAP」とはなんなのか、簡単に説明したいと思います。この記事を読んでメールの仕組みについて少し詳しくなりましょう!
歴史が長く広く使われている「POP」
POPの受信形式は以下のような手順でメールを受信します。
- 相手からあなた宛てにメールが送信されます。
- 送られたメールはいったんメールサーバーに届きます。
- メールサーバーは、メールが受信されるまで保管します。
- パソコンやiPhone、iPadなどの端末でメールを受信するときメールサーバーに接続します。
- メールサーバーからメールを端末へ転送します。
- 端末にメールを保存した時点でメール受信となります。
- 受信されたメールをメールサーバーから削除します(設定で受信後も数日は保存可能)。
上の説明でメールサーバーという言葉が出てきました。このメールサーバーはよく「郵便局」に例えられます。
上記の手順を郵便に例えると、送られたメールがメールサーバーに届くのは、ポストに投函された郵便が地元の郵便局に集められた状態です。
メールサーバーに送られたメールは、郵便局で例えると私書箱のようなものに保管されます。
端末でメールを受信するときは、郵便局の私書箱に自分あての郵便がないか確認し、郵便が届いていれば私書箱からとりだして受け取るといったイメージです。
比較的新しい受信の仕組み「IMAP」
IMAPはPOPと比べると比較的新しい受信形式です。インターネット メッセージ アクセス プロトコル(Internet Message Access Protocol)を略してIMAP(アイマップ)と呼ばれています。
POPとの受信の仕方の違いですが、POPではメールを受信するときはメールサーバーからメールを転送して端末に保存し、受信が済んだメールはメールサーバーから削除するまでが標準的な流れでした。
IMAPの場合はメールを端末に保存せずにメールサーバーに保存したまま管理するのがPOPとの違いとなります。
- 相手からあなた宛てにメールが送信されます。
- 送られたメールはいったんメールサーバーに届きます。
- メールサーバーは、メールが受信されるまで保管します。
- パソコンやiPhone、iPadなどの端末でメールを受信するときメールサーバーに接続します。
- 端末からメールサーバーに接続したら、サーバー上でメールの閲覧、検索、返信などの操作を行います。
POPでの受信形式を、郵便局の私書箱に届いた郵便を取り出して家に持ち帰ることに例えると、IMAPでは私書箱に届いた郵便は取り出さずに私書箱に置いたままにして閲覧するたびに郵便局に見に行くといった形式になります。
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