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目次
海外で「FaceTime」を利用する時の料金
「FaceTime」は日本国内限定ではありませんので、お手持ちのiPhoneもしくはiPad等のデバイスは 海外でも同様の操作にて利用する事が可能 です。
海外からは現地の通信キャリア網を経由して日本国内に通話する事になりますので、大手キャリアでは海外ローミングサービス等を利用する事で問題なく使う事が可能です。
現在、非常に多くの方がご利用されているMVNOの格安SIMは海外ではデータ通信が利用出来ない為、そのままでは「FaceTime」は利用出来ない事になります。
但し、MVNOのSIMを利用しているという事はそのiPhoneまたはiPadはSIMフリーのデバイスという事になりますので、渡航先で販売されているSIMといったものを利用する事で「FaceTime」を使う事が出来ます。
なお、渡航先での通信サービスについてはきちんと約款を読んでご利用下さる事をおすすめします。
Wi-Fiを使えば無料
海外ではWi-Fiサービスが日本国内より整備されているところもあると聞きますので、Wi-Fiを使って「FaceTime」を利用すれば利用料金は掛からずに通話を楽しめる事となります。
ただWi-Fi利用で通信に掛かる費用が発生しないというメリットはありますが 多くの無料Wi-Fiサービスにはセキュリティの実装が行われていない という問題があります。
これは「FaceTime」での情報や会話の内容を暗号化せずに平文の状態で通信している事になりますので、悪意の第三者が解析手段を持って通信を盗み見る事も可能と考えられます。
そのため個人情報等のやり取りは行わない事と、犯罪者に狙われるような情報もやり取りしない事、お互いの顔が映った画像データが流れますのでそのデータを悪用されない様に注意するべきでしょう。
データ通信料金に注意
先にご説明しましたが、海外からのデータ通信にてプリペイド型SIMや定額のデータ通信サービスを契約している場合には、一定の費用は掛かるもののそれ以上の通信費用は掛かりませんので、データ通信量はあまり気にせず利用する事が可能です。
その点、大手キャリア等の海外ローミングサービスを利用する場合には日本国内での定額データ通信サービスの契約範囲ではなく、海外の通信サービスキャリアが設定している料金体系に準じて「FaceTime」でのデータ通信費用が発生します。
その為、後日の データ通信費用請求が当初想定していた金額を大きく越えてしまう 場合がありますので、海外への渡航準備の際にはお手元のiPhone契約先キャリアに海外ローミングでのデータ通信の可否とその料金についてよく確認しておく必要があります。
最も適切と考えられるのは海外で利用できるWi-Fiルータを日本からの出発前に準備しておく事です。
海外ではそのWi-Fiルータを利用した通信を行う事で一定のセキュリティは保たれ、契約時に日本語で定額サービスを申し込んでおけば渡航先でデータ通信量を気にせず「FaceTime」を利用して通話が出来ます。
グループ通話も可能
FaceTimeを利用した通話は、1対1だけでなく複数人でのグループ通話も可能です。最大32人まで同時にグループ通話をすることができるので、簡単な会議や相談をする時にも活用することができます。
グループ通話を利用する方法は下記の通りです。
- FaceTimeアプリを起動する
- 「新しいFaceTime」の宛先項目の右端にある「+」を選択
- グループ通話に参加させる相手を選択
- ビデオ通話または音声通話でグループ通話を開始する
グループ通話の途中で別の参加者を呼びたい場合には、通話画面上部のメニューをタップして開き、「参加者を追加」から上記と同様の手順で追加することができます。
AndroidやWindowsユーザーとも通話が可能に進化
このように便利な「FaceTime」ですが、Apple社製品同士でのみの利用しかできず、「FaceTime」アプリはApple社製品のみ対応しており、AndroidやWindowsには対応していません。
しかし、iOS15、 iPadOS 15 からこの制限が撤廃され、「FaceTime通話へのリンク」を使ってAndroidやWindowsユーザーとも通話ができるようになっています。
iPhoneの「FaceTime」アプリで「FaceTime通話へのリンク」を作成し、AndroidやWindowsのデバイスのユーザーにメール等で共有することで、Apple社製品以外のユーザーにもブラウザから「FaceTime」に参加してもらいます。
グループ通話が想像できますが、もちろん1対1の通話も可能です。AndroidやWindowsユーザーはブラウザを最新バージョンにしておきましょう。
「FaceTime」を利用する上で注意したいこと
「FaceTime」はアプリ使用料がかからない便利なコミュニケーションツールということが分かりましたが、利用する上で注意しなければいけない点がいくつかあります。
「いつの間にか速度制限にかかっていた」 なんて事もありえます。しっかりと事前に把握しておきましょう。
通信量はお互いに消費する
モバイルデータ通信では通信量を消費するということは前述しましたが、この点については相手側も同じとなります。どちらから通信をかけたとしても 通信量はお互いに消費してしまう という点です。
これらの事から通信を行う時は相手側の都合も考える必要があるでしょう。高音質で知られている便利な「FaceTime」ですが、不便な一面も抱えているのも事実です。
使いすぎると速度制限も
モバイルデータ通信で「FaceTime」の通信を続けていれば 速度制限 にかかってしまいます。月々に使えるデータ容量は決まっていますから当然と言えば当然なんです。
ビデオ通話モードではさらに大きなデータ通信を行いますので、通話のみと比較するとより顕著になります。モバイルデータ通信によって「FaceTime」を利用する時はデータ上限に常に気を配っておきましょう。
特に格安SIMユーザーは注意
お得にスマートフォンを利用するために格安SIMを契約している場合、月毎の通信容量の上限が設定されていることがほとんどです。
「FaceTime」は通信量を多く使用するため、Wi-fiに接続せずに利用していると、すぐに速度制限になってしまう可能性があります。
「FaceTime」に限らず、スマートフォンでビデオ通話を楽しむ際、格安SIMユーザーはWi-fiに接続するようにしましょう。
可能な限りWi-Fi環境下で利用しよう
通信量の問題はモバイルデータ通信を行っている場合に限ります。Wi-Fi通信を利用していればデータ通信量を消費することはありません。月々に使えるデータ通信量は決まってますからなるべく節約したいですし なるべくWi-Fi通信を 使いたいところです。
「FaceTime」に限らずスマートフォンでインターネット機能を利用する時は基本的にWi-Fi通信が推奨されています。「FaceTime」通話もそうですし、アプリや動画のダウンロードなど、大きめの通信を行う時は可能な限りWi-Fi環境下で行いましょう。
「FaceTime」アプリの対応デバイスはApple製品のみ
「FaceTime」はコミュニケーションツールとして非常に優秀なのですが 「FaceTime」アプリが対応しているデバイスがApple製品のみ で、MacやiPhone、iPadのようなiOS端末しか使えません。
iOS15、 iPadOS 15 からは、ブラウザを利用するかたちで、Apple製品外の人ともつながることができるようになっています。あなたがiPhoneの「FaceTime」で、「FaceTime通話へのリンク」を作成して、メール等で送ることで、AndroidやWindowsのデバイスのユーザーでもブラウザから通話ができます。
謎の「FaceTime」通話に注意
知らない相手からの「FaceTime」通話には注意が必要です。通話に応じても何も映らず音声も流れてこない真っ黒な画面のままにしておき、こちらが通話に応じている間に 顔情報を盗み出そうとしている可能性 があるのです。
昨今では顔認証の精度が上がってきており、認証機能に顔を利用しているサービスも多くなってきています。スマートフォンのロック解除などで実際に使っている方も多いかと思います。これらの顔認証システムを欺くために、盗み出した顔情報を悪用しようとしているのではないかという見方もあります。
具体的に事件が起きた様子はありませんが、何かしらに利用されていることは確かです。知らない番号やメールアドレスからかかってくる謎の「FaceTime」通話には十分に注意を払ってください。
まとめ
「FaceTime」の概要とその使い方、利用時の課金についてご説明致しました。
「FaceTime」はiPhoneに標準搭載されているため個別のインストールも不要ですし、他のコミュニケーションアプリより高品質な音声といった特徴があります。
これを機に、iPhone同士だけでなくMacユーザとのビデオ通話も楽しんでいただければと思います。
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