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エントリーの次段階になるのがアソシエイトです。アソシエイトは、ネットワーキング認定の基礎レベルとなります。例えばデザインのCCDA(Cisco Certified Design Associate)は、認定条件がCCENT認定か、CCNA Routing and Switching認定か、いずれかのCCIE認定が必要です。
CCDAは、シスコエンタープライズネットワークアーキテクチャのネットワーク設計などに関しての知識が必要です。設計方法論、設計の目的、既存ネットワークにおけるアドレッシングとルーティングプロトコル、エンタープライズネットワーク設計、拡張に関する考慮事項などについて試験で出題されます。
3.プロフェッショナル
プロフェッショナルは、Cisco技術者認定のなかで中級レベルに位置づけられています。デザインのCCDP(Cisco Certified Design Professional)では、認定条件が、CCDA認定、およびCCNA Routing and Switching認定、もしくはいずれかのCCIE認定が必要です。CCDPは、インテリジェントネットワーク設計に関して、豊富な知識があるかを証明するための認定試験です。
ネットワークの基本事項、VPNテクノロジー、インフラストラクチャのセキュリティ、インフラストラクチャサービス、高度なエンタープライズキャンパスネットワーク、エンタープライズネットワーク向けWAN、エンタープライズデータセンターの統合、セキュリティサービス、ネットワークサービスなどの範囲で問題が出題されます。
4.エキスパート
エキスパートは、Cisco技術者認定のなかで上級レベルに位置づけられていて、世界各国でも通用するエンジニアの認定資格です。CCDE(Cisco Certified Design Expert)の場合は、ネットワークインフラストラクチャ設計に関する2時間の筆記試験があり、その後、8時間の実技試験があります。現場で7年以上の経験を持つ人を対象としていて、ネットワーク設計の原則を抑えたうえでの応用問題が中心です。
5.アーキテクト
アーキテクトは、Cisco技術者認定のなかで最高水準のレベルにに位置づけられています。CCAr(Cisco Certified Architect)は、プロジェクトや保有資格などを申請し、Ciscoの専門委員会メンバーの面接などを受けます。CCDE認定資格に合格していなければ受験できません。
Cisco技術者認定のCCNA試験概要
Cisco技術者認定の5つのグレードのうち「アソシエイト」に属しているCCNAが最もポキュラーな資格と言われています。
CCNAの各科目
- CCNA Cloud
- CCNA Collaboration
- CCNA Cyber Ops
- CCNA Data Center
- CCNA Industrial
- CCNA Routing and Switching
- CCNA Security
- CCNA Service Provider
- CCNA Wireless
CCNAは上記の9種類の科目があります。この中でも 「CCNA Routing and Switching」 が最も受験者の多い科目となっています。実務でも一番使われると言われていますので、CCNA資格を修得する上で避けられない科目と言えます。
これらのことから、一般的にCCNAと言えば「Routing and Switching」のことを指す場合が多いです。
CCNA取得のメリット
CCNA資格はネットワーク現場で働くものの間では非常に知名度が高く、評価・重宝されている資格です。就職や転職で自己アピールするためにもってこいのスキルと言えます。
またネットワークに関する装置の多くはCisco社の製品が用いられている事が多いこともCisco技術者認定の価値を上げている一端だと思われます。CCNAは入門的な位置づけではありますが、ネットワーク分野で働くものとしてぜひ習得しておきたいスキルでしょう。
そしてCCNA資格を保有していることはネットワーク技術力の基礎力を持っていることを証明することと同じです。周りにアピールするだけでなく、自分自身のスキルチェックという点でも受験しておいて損はない資格と言えます。
自分の能力を再確認するという意味ではどの資格でも共通する点かもしれないですね。
CCNA取得方法
CCNAの受験は2パターンあります。一科目合格による取得 と 二科目合格による取得 です。どちらを選ぶかは受験者の自由となっていますので、一科目集中か二科目に分散するか、考えて決める必要があります。
一科目合格による取得 | 二科目合格による取得 | |
---|---|---|
試験日 | 随時(祝日を除く) | 随時(祝日を除く) |
受験料金 | 39,000円 | 19,800円+19,800円 |
試験時間 | 90分 | 90分+90分 |
問題数 | 50~60問 | 50~60問+50~60問 |
二科目合格による取得では、試験内容は単純に倍になる形になりますが、一科目に集中しない分、実力に近い結果が出やすいとも言えます。「CCNA Routing and Switching」に自信がない場合は二科目合格による取得を目指すのも良いでしょう。
CCNAの申し込み
CCNAの申し込みは三通りの方法があります。
CCNAの申し込み方法
- ウェブサイトから申し込む
- 電話で申し込む
- テストセンターで申し込む
ウェブサイトから申し込む
ウェブサイトから申し込む
- アカウントを作成する
- テストセンターと日時を指定して受験予約をする
電話で申し込む
ピアソンのコールセンター「0120-355-583」もしくは「0120-355-173」へ電話して受験予約を行います。ウェブからの申し込み方法が分からない方や人に対応してもらいたいという方もいると思います。そんな方は電話やテストセンターで申し込む方法がおすすめです。
テストセンターで申し込む
最後は直接テストセンターに行って申し込む方法です。自分にとって都合のよいテストセンターを選んで申し込むと良いでしょう。
受験当日
当日は顔写真が入った身分証明書を2種類持参する必要があります。また、試験開始時刻より15分早く到着しておかなければいけません。
遅れてしまうと受験資格を失ってしまう上、受験料の返金は行われません。必要なものの確認や遅刻には注意を払うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回、「Cisco技術者認定の資格の取得方法と特徴、難易度」について紹介いたしました。Cisco技術者認定は世界共通の資格として、自身の知識や技術を証明するものになります。
エントリーレベルでは、役に立つとは言えませんが、エキスパートやアーキテクトまで取得すれば、多くの企業でも評価され、就職や転職、キャリアアップにも役立ちます。決して簡単ではありませんが、興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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