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広大な土地の中に山や草原、川などを持つ人口14億の国、中国。
万里の長城を含む観光地が多いことから、日本人で訪れる方も少なくありません。
そんな中国に訪れる際に気をつけたいのがネット環境です。
観光はもちろん仕事の出張のために行かなければならないこともある中国は、世界的にみても政府によるネット検閲が激しく実施されています。
そのため、日本にいる感覚で使おうと思ったら繋がらないなんてことが多々あります。
そんな中国ですが、自国民に対するネット検閲は厳しい一方で、他国から来た方まで規制しているというわけではありません。
対策をすることで自由に使うことも可能です。そこで今回は、中国におけるネット環境の実態や検閲から逃れるために必要なSIMカードの情報をご紹介します。
金盾(GFW)の影響
中国のネット環境に大きな影響を与えているのが金盾(きんじゅん)。
万里の長城からもじってグレートファイアウォール(GFW)とも呼ばれています。金盾とは何なのか、影響などを解説。
金盾とは
金盾は、中国政府が主体となって行われているインターネット規制・検閲のことを言います。
独裁政権として存在する中国共産党が、自分たちの権力を維持する上で邪魔になる情報を自国民に触れさせないようにするのが目的です。
中国全土に及ぶというわけではなく、特別行政区の香港やマカオには金盾の影響が及んでいません。
システムの開発には大手システム・セキュリティ会社が参加していたため、今では世界最高水準の検閲になりました。
日本人が中国でネットを使う場合はこの金盾により、普段よく使っているサービスやサイトが使えなくなるため、旅行や出張で訪れるとかなり不便です。
利用できない主要サービス
金盾によって規制される対象は、検索エンジンやメール、ウェブサイト、掲示板、SNSなど多岐に渡ります。
具体的に日本人でも知っているサービスでいえば、
- GoogleやヤYahoo!などの検索エンジン
- FacebookやTwitterなどのSNS、Youtube
- ニコニコ動画といった動画投稿サイト
- Gmailや5ch
などです。
日本人なら誰もが使っているサービスがこのように規制されるのが常習化しています。
ただ、常に規制されているわけではなく時と場合によって検閲が解除される場合もあります。
解決手段は海外販売SIMの利用
中国のネット検閲から逃れたいなら、ローミングを使うのがおすすめです。
ただ、日本で契約したスマホでやると高額請求されるため、現地のSIMを使わなければなりません。
中国で使える海外SIMは日本でも通販で購入できるほか、現地の駅や雑貨屋などでプリペイド式のものが購入可能となり、低価格なので費用を安く抑えられます。
購入する際は特別な手続きや必要書類などもなく、現金を渡せば入手できます。
SIMフリーの端末に差し込むだけでネットや通話が使えるのでかなり便利です。
中国でWi-Fiルータ利用はメリット少なし
ネット規制が強い中国ですが、実はフリーwifiは完備されているため、観光や仕事で訪れた際は無料でネットが使えます。
ただし、使いたいサービスはほとんどが規制対象なので使えません。
それならwifiルーターを借りればいいのでは、と思います。
ただ、その方法だとVPNに対応したサービスを使う必要があり、日本で準備したとしてもオプション価格がかかるなどして費用がかさみます。
以上からwifiルーターのメリットは少なく、格安SIMを使っていたほうが便利です。
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