CADの資格の種類と特徴、資格があったらできること

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CADに資格があるのはご存知ですか。CADに関する資格が1種類だけでなく、複数の資格があります。資格を保持することで、一定水準の知識や技術があることの証明となり、就職や転職、キャリアアップにおいても役立ちます。

ここでは、「CADの資格の種類と特徴、資格があったらできること」について紹介いたします。CADに興味がある方や、資格に興味がある方は参考にご覧ください。

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1.CADとは

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CADとは、Computer Assisted DesignもしくはComputer Aided Designの略と言われています。コンピューターで建物などの設計図を描けるソフトのことを言います。CADもさまざまな種類があり、それぞれで価格も異なります。2次元CADや3次元CAD、凡用CAD、専用CADなどあります。

凡用型は、積算を単独では行なえませんが、図面を何でも描くことができます。専用型は、自動的に生成できるため積算など自動で作成ができます。CAD資格を持つことで、建築・設計事務所、デザイン会社、インテリア会社、自動車メーカーなど、さまざまな場で活躍することが可能です。

2.CADの資格の種類と特徴

ここでは、CADの資格の種類や内容、特徴について紹介いたします。

1.CADトレース技能審査

CADトレース技能審査は、厚生労働省実施の技能試験でCADの公的資格です。CADシステムを使って、設計や製図がしっかりとできるかどうかを認定する試験です。図面を日本工業規格(JIS)に基いて、製図する技能を評価されます。建設部門と機械部門とあります。

上級、中級、初級とあり、合格率は機械部門実技の初級が50%前後、中級が40〜50%、上級は20%前後程度です。建築部門実技は初級が60%前後、中級が50%前後、上級が10〜20%前後です。CADトレース技能審査に合格することで、実務的な図名を描ける証明になります。企業の設計部門やデザイン会社で活躍することができます。

CADトレース技能審査に合格していることで、信頼が置かれ就職や転職が有利になる可能性があります。初級・中級・上級は、CADトレースの実務経験の期間によって受験資格が異なります。初級はCADトレースの仕事をしているか、仕事をする予定の方でも受験できます。中級は、初級に既に合格している方は、実務経験3ヶ月以上、初級に合格していない方は実務経験6ヶ月以上が受験資格です。

上級は、CADトレースに関わる仕事をして1年以上の方、もしくは中級に合格していて3ヶ月以上の実務経験がある方になります。CADトレース技能審査は、平成29年度をもって試験が廃止になる予定ですので、希望者は平成29年度の試験を逃さないようにしなければなりません。

2.CAD利用技術者試験

CAD利用技術者試験は、社団法人コンピュータソフトウェア協会が実施している試験です。CADを利用するうえで一定水準の技術があるかどうかを認定するための試験です。CADの資格のなかでも認知度が高い試験で、3次元CAD利用技術者試験2級〜1級、2次元CAD利用技術者試験基礎〜1級まであります。1級は建築・機械・トレースの3分野に分かれています。それぞれで試験方法も異なり、筆記問題だけのものもあれば、実技があるものもあります。

3次元CAD利用技術者試験の場合は、2級は筆記試験、準1級・1級は実技試験です。2次元CAD利用技術者試験は、基礎・2級が筆記試験、機械・建築・トレースの各1級試験が筆記+実技試験が行われます。CAD利用技術者試験に合格することで、設計事務所や建築事務所以外にも、自動車メーカーやインテリアメーカー、CADインストラクターなどでも活躍できます。建築事務所や機械部品に携わるような仕事をしている人など、多くの方が取得する資格です。

3.建築CAD検定試験

建築CAD検定試験は、1993年に誕生した日本初の建築CADの資格試験で、一般社団法人全国建築CAD連盟が認定しています。4級〜准1級まであり、すべて実技試験で何級からも受験可能です。建築用図面をCADを使って描く技量を認定するための資格で、CADの知識だけでなく、建築に関する知識も必要です。准1級では、課題の建築図面を基に、建造物の特性を理解して、知識と技術によりトレースを行い完成させなければなりません。

2級では、建築一般図を2面作成する実技試験となり、CADを使って建築図面を作成できるかを確認します。3級では、参考図をもとに完成図を作成します。CADを使って正しくトレースできるかを確認します。合格率は4級は90%前後となっていますが、准1級は30〜40%と難易度が高まります。CADを使って建築分野で活躍したい方にオススメの資格です。認定証は1年間の期限があるので、合格後も更新が必要です。

4.Autodeskマスター試験

Autodeskは、世界共通で認定資格試験を行っています。Autodeskの認定資格は、中級・上級者向けのAutodesk認定プロフェッショナル認定資格や、初級者向けのAutodesk認定資格の2種類があります。Autodesk認定プロフェッショナル認定資格は、AutoCADなどの操作やデザイン課題などの問題があります。Autodesk認定資格は、AutoCADに関する基礎的な内容などが試験問題となります。

5.3次元設計能力検定試験

3次元設計能力検定試験は、特定非営利活動法人が実施している認定試験です。3次元CADが使える技術者が求められるなかで、3次元の設計能力を客観的に評価・認定するための資格です。

試験は、3次元CADオペレータを対象とした3次元CADコース、3CADの製図技術者を対象とした図面作成コース、3次元設計技術者を対象としたプロ設計者コースがあります。試験科目は、3次元CADやJIS製図法、公差設計、強度設計、信頼性設計、要素設計、加工法などです。

6.機械・プラント製図技能士

機械・プラント製図技能士は、厚生労働省主催の国家資格です。機械やプラントの図面を描く技術や知識について認定する資格です。機械製図の手書き作業と機械製図CAD作業、プラント配管製図作業が行われます。機械装置などの部品図や組立図、プラント施設などで使う設備機器の部品図や組立図などが対象となります。試験では共通科目として学科試験で、製図一般、材料、材料力学一般などがあり、製図は手書きかCADから選べます。

国家資格ということもあり、受験資格の条件のハードルが高く、3級は誰でも受験できるのですが、2級は実務経験が2年以上、もしくは3級合格者です。1級は、実務経験が7年以上、もしくは2級に合格していて実務経験が2年以上、または3級に合格していて実務経験が4年以上ある方が対象です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回、「CADの資格の種類と特徴、資格があったらできること」について、紹介いたしました。CADには主催者の異なるさまざまな資格が存在します。どの資格も受験者も多く、企業からの評価も高いものですので、これからCADをマスターしたい方や、CADを使っていて何か資格を取りたい方は、ぜひチャレンジしてみてください!

CADトレース技能審査に関しては、平成29年度で試験が終了してしまいますので、注意が必要です。気になる資格があれば、ご自身でも調べてみてください!

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