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現在の銀行のような中央集権的なシステムは、昔のシステムを長年変更することなく使っています。そのため、送金コストが数千円など、高額になっていると言われています。
しかし、ブロックチェーン技術を使って送金すると、ほんの数十、数百円という金額で海外に送金することができます。これは、金融業界に革命を起こすような画期的なことになるだろうと言われています。
データの改ざんが不可能になる
前述のようにブロックチェーン技術を使うと、データの改ざんがほぼ不可能になると言われています。
それは、情報が詰まっている各ブロックの中はハッシュ関数という値で管理されているのですが、情報を書き換えると、違うハッシュ値が生成されるため、すぐに改ざんがバレてしまうのです。そのため、ブロックチェーンでは、データの改ざんはほぼ不可能だと言われます。
既存システムの効率が向上する
ブロックチェーン技術は既存のシステムに比べて、安全で安価です。そのため、金融はもちろん、物流の分野などにも応用されるのでないかと考えられています。
その場合でも、通貨と一緒に送られるブロックの中には情報が詰まっていますので、ユーザー同士が情報を共有することができるため、既存のシステムの効率が向上するのではないかと言われています。
ブロックチェーンのデメリット
こんなに便利で画期的なブロックチェーンにも欠点はあります。それは一体何でしょうか?
本物の証明ができない
ブロックチェーン技術は、ハッシュ関数を使うため、データを改ざんするのはほぼ不可能だと言われています。しかし、もともとの情報が本物なのかというところは、いまのところ、どこにも証明できるものがありません。
そのため、もともとの情報が間違っていて本物でないものだったとしても、ブロックチェーンではそのニセモノの情報を保持しつづけることしかできないという欠点があります。
データではないものを扱うことができない
そもそもビットコインをはじめとした仮想通貨はお金の形をしておらず、長いデータの羅列でしかありません。逆に言うとブロックチェーンは人の感情や能力など、データ化されていないものを扱うことができません。白か黒かのどちらか、というコンピュータの特性を如実に表すものだと言えます。
そのため、人の感情、能力といったエモーショナルな部分のものをブロックチェーンに乗せるには、まず、人がその基盤を作ってやらなければ扱うことが不可能だと言えるでしょう。
処理速度が遅い
例えば、ブロックチェーンを使っている仮想通貨の中でもビットコインは特にユーザーが増えすぎたため、ひとつひとつの取引にかかる「採掘」に時間がかかりすぎ、送金してから着金するまで、30分、トラフィックが込んでいると半日近くかかることもあると言われています。
もちろん通過によってはリップルのように送金したらすぐに着金するような通貨も存在しますが、特にビットコインは送金の遅さが問題視されています。
そのためにビットコインから誕生したビットコインキャッシュなどは、その問題点が解決しており、有望視されています。
まとめ
ここでは仮想通貨の基盤となる技術であるブロックチェーンとは何か?をご紹介致しました。そもそも仮想通貨はこのブロックチェーンという情報が詰まったブロックがチェーンのように繋がってインターネットのネットワークの中を流れているイメージを想像していただくといいでしょう。
ブロックチェーンは、ハッシュ技術という改ざんできない技術を使っているため、安全性が高い技術で、記録も残り、それを閲覧できることもできるので公正だと言われていますが、もともとの情報が本物なのかを区別することは今の所できません。
それに近年、仮想通貨のユーザーが増えすぎたため、ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引の処理が間に合わず、送金速度の遅さも問題になっています。
現在は仮想通貨の黎明期であるため、まだこうした技術も実用化には至っていませんが、徐々にブロックチェーン技術も改良され、実用化されると、金融はもちろん、不動産、保険などそれこそいろいろな業界において、既存のシステムを変えると言われています。
ブロックチェーン技術が実用化され、当たり前になる前に「ブロックチェーン技術」とは何かを知っておくことは、未来の社会のしくみを知ることになるのではないでしょうか。
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