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本当に稼げる?ビットコインの採掘の真相に迫る

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さまざまなニュースで世間を賑わせているビットコインですが、ビットコインには「採掘」という言葉がよく使われます。これは、ビットコインを知るうえで重要な言葉・仕組みの1つですが、意外と意味を知らないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ビットコインの基礎知識や採掘、Miner Gateについて紹介しています。最近、ビットコインに興味を持ち始めた方、もしくは仮想通貨全体に関心を持ち始めた方は参考にご覧ください。

1.ビットコイン採掘とは

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ビットコインの「採掘」とはどのようなことなのでしょうか。基礎知識もふまえ確認していきましょう。

1.ビットコインの基礎知識

ビットコインとは2008年にサトシ・ナカモト氏が提唱したアイディアがきっかけとなって生まれた仮想通貨のことです。2009年に初めて公開され、2010年に取引所が誕生しました。

仮想通貨とは暗号通貨とも言われ、ビットコイン以外に、イーサリアムやライトコイン、リップルなど、たくさんの仮想通貨が存在しています。

ブロックチェーン

ビットコインはブロックチェーンと言われる「分散型公開元帳」の技術をベースにしています。ブロックには取引履歴データや前のブロックのハッシュやナンスなどが記録・保存されており、多くのブロックが繋がっていることからブロックチェーンを呼ばれています。

また、円やドルなど一般的な法定通貨は中央集権型で管理されていますが、ブロックチェーンはネットワークで繋がっている世界中のパソコンで管理などを行います。1箇所で管理をしないため、改ざんやデータ消失のリスクを防げます。

ブロックチェーン技術により、ハッキングは不可能と言われています。

発行元や管理元が存在しない

ビットコインは発行元や管理元がありません。円やドルであれば中央銀行や政府が発行元・管理元になり、電子マネーなどであれば企業が発行元・管理元となります。

ビットコインの場合は、どちらも存在しないため、依存することもありません。そのため、日本だけでなく世界中で注目され使われています。

透明性が高い

ビットコインは透明性が高いのも特徴です。取引データはすべて公開されているため、他でどんな取引が行われているかを確認できます。ただし、個人情報は一切使われていないため「誰が」どんな取引をしたかは特定できません。

発行上限が決まっている

円やドルなど一般的な通貨は発行上限は決まっていません。インフレやデフレ対策で金融緩和などを行うことはありますが、明確なルールというのは存在しません。ビットコインの場合は、事前に発行上限が決まっています。

ビットコインの発行上限は2100万枚で、上限を迎えるのは2140年の予定となっています。発行枚数に上限を設けることで、価値が落ちないようにしてあります。

2.採掘とは未承認の取引の承認作業

ビットコインは取引した人とは別の人が承認作業をする仕組みとなっています。承認されることで、取引が正しいことを示し処理が完了します。承認をするために、一定期間ごとに取引記録を台帳に記録しなければなりません(ブロックチェーン)。

記録する作業はマイナーと呼ばれる人たちが高性能なコンピュータを使って膨大な計算を行い実行します。そして、台帳に追記処理をしたマイナーには、新規発行されるビットコインが報酬として支払われます。

これらの、取引記録を台帳に追記(承認)→ビットコイン新規発行の一連の作業のことを採掘(マイニング)と呼んでいます。ビットコインの取引ブロックは、約10分間に1つのペースで作られます。

つまり、採掘により報酬を得られるのが10分間に1度訪れるということです。世界中のマイナーが報酬を得るために承認作業を行おうとしますが、すべてのマイナーが報酬を得られるわけではなく、計算競争を行い1位になったマイナーだけが報酬を得れる仕組みです。

取引をした人は、これらの作業が完了すれば承認されたことになります。また、ビットコインは発行上限が2100万枚と決まっていて、上限を迎えるのが2140年の予定ですが、これは新規発行されるビットコインが4年に1度半減していくため上限を迎える年が予測できています。

3.実際はコンピュータが計算するだけの簡単な作業

マイナーが報酬であるビットコインを得るために行うのは高性能なコンピュータを使った計算です。非常に難解な数学のパズルを1番に解くことで報酬を得れますし、採掘することができます。

2.ビットコイン採掘の方法

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Miner Gateをご存知でしょうか。Miner Gateはビットコインやアルトコインをマイニングするツールのことであり、一般的なパソコンでもMiner Gateを使えばマイニングにチャレンジできます。

また、Androidアプリなどもリリースしていて、iPhoneでもブラウザベースで確認できるなど、スマホでも操作が可能です。ここでは、Miner Gateの基本的な使い方などについて見ていきましょう。

1.Miner Gateを用いた採掘方法

Miner Gateを使えば、ビットコインをはじめとして、イーサリアムやイーサリアムクラシック、ライトコイン、ダッシュコインなど、14種類もの仮想通貨のマイニングが可能です。

Miner Gateをインストール

まずは、Miner Gateの公式ホームページより、アカウントを作成してインストールします。

  1. ①メールアドレスとパスワードの設定をして「Sign up&start mining」をクリックします
  2. ②自身の使っているパソコンのOSを選択し、ファイルをダウンロードします
  3. ③ファイルを開きメールアドレスとパスワードを入力してログインします

ログインした後はさっそくマイニングを始めていきましょう。

マイニング

マイニングする場合は、画面上部の「MINER」タブを選択し、ビットコインをはじめとしたマイニングしたい通貨を選択します。そして、項目にある「Start mining」をクリックすればマイニングが開始されます。Miner Gateは、非常に簡単な操作でマイニングできます。

ビットコインの採掘で生計を立てることができるのか

一般的なパソコンでビットコインのマイニングを行い、生計を立てることはできるのでしょうか。答えは極めて厳しいです。

非常にスペックの高いコンピュータを海外などに持ちマイニングするのであれば、まだ可能性はありますが、国内で一般的なパソコンを使って生計を立てることは非現実とも言えます。個人ベースでチャレンジしてブログやWebサイトでマイニング結果を報告している人もいますが、大抵が赤字です。まず、世界中のマイナーと競うわけなので、なかなか競争に勝つことができません。

そして、勝って報酬を得れたとしても電気代の方が上回ってしまい赤字となります。中国に多くのマイナーが存在しますが、それは電気代が圧倒的に安いためです。日本は電気代が高いため、個人ベースでチャレンジしてもなかなか採算が取れません。

しかし、ビットコインの相場は常に変動するため、報酬で獲得したビットコインが値上がりし、利益を出せる可能性はあります。「ビットコインのマイニングだけで生計を立てる」というのは無謀にも思えますので、チャレンジは控えた方がいいでしょう。

まとめ

ビットコインのマイニングによって取引は承認され、マイナーは報酬としてビットコインを受け取れます。世界中の多くのマイナーが日々熾烈な争いをしています。

Miner Gateなどを用いてマイニングに参加する際は、あくまでも小遣い獲得や利益を出すことを目標として取り組むようにしましょう。

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