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ビットコインに続く、暗号通貨の市場状況と注目の暗号通貨5選

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ビットコインをはじめとして暗号通貨は1000種類近くあると言われています。特に有名な通貨では、ビットコインやイーサリアム、ライトコイン、リップル、イーサリアムクラシック、ビットコインキャッシュなどがありますが、それ以外にも魅力的な暗号通貨はたくさんあります。

ここでは、暗号通貨市場や仕組み、おすすめの暗号通貨などについて紹介します。特に、最近暗号通貨に興味を持ち始めた方は、参考にご覧ください。

1.暗号通貨市場は5億ドルから29億ドルへ成長!?

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暗号通貨市場は今後成長していくのでしょうか。さまざまな規制などもあるなかで、どのような展開が望めるのか見ていきましょう。

①仮想通貨の市場状況や今後

暗号通貨市場は拡大しています。ビットコインのハードフォーク問題により市場が縮小するという声もありましたが、ビットコインキャッシュが誕生し、むしろ市場は拡大しています。

ビットコインの価格も2017年10月31日現在、約6125ドルと高値更新が続いており、時価総額は1000億ドル(約10兆円)を超えました。中国での規制、JPモルガン・チェースのCEOなどの疑問視、SECなどの警告などあったにもかかわらず、市場はどんどん拡大しています。

インドの調査会社「マーケッツアンドマーケッツ」によると、2023年には市場規模は現在から30%以上成長し、29億ドルを超えるとされています。

2.暗号通貨の仕組みと取引の心得

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ここでは、暗号通貨の仕組みや心得などについて見ていきましょう。

①暗号通貨の仕組み

暗号通貨はネット上でやりとりする通貨のことで、中央集権型システムではなくP2Pネットワークと呼ばれる分散型ネットワークで維持・管理しています。

そのため、国や中央銀行などに依存することがありません。また、ブロックチェーンなどにより取引履歴は記録され、改ざんも不可能と言われています。

②暗号通貨の歴史

暗号通貨の歴史の始まりがビットコインの誕生でもあります。ビットコインは2008年に「ナカモト・サトシ」と名乗る人物がビットコインに関する論文をネット上に掲載したことがきっかけで、2009年に誕生しました。

ビットコインの誕生により、PSPネットワークやブロックチェーン技術が瞬く間に世界中に広がりました。

③暗号通貨の法的側面と詐欺の危険

マウント・ゴックスの破綻以降「暗号通貨は危ない」というイメージが広がりました。実際は、暗号通貨事態が危ないことはなく、マウント・ゴックスの管理体制に問題があっただけなのです。

そして、マウント・ゴックスの破綻以降、国内の仮想通貨取引所は顧客から預かった資金を完全オフラインのウォレット(コールドウォレット)に保管するようになりました。

また、取引所によっては補償制度を設けるところもあります。各取引所が非常に高いセキュリティ体制の基で運営しているため安心して取引できますし、2017年4月から「仮想通貨交換業」に関する新しい制度も設けられました。

これにより、金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが交換業を行うことができ、利用者への適切な情報提供や分別管理、取引時確認も行わなければなりません。ただし、詐欺的に怪しい暗号通貨もあることは確かです。

暗号通貨取引をする場合は信頼できる取引所を通して行うようにしましょう。個人から持ちかけられる未公開暗号通貨などの話には乗らない方がいいでしょう。

3.注目の暗号通貨5選

ここでは、注目を集めている暗号通貨の中から、おすすめの5つについて紹介します。

①イーサリアム

イーサリアムは時価総額でビットコインに次ぐ暗号通貨で、2014年に販売開始されました(日本では2015年頃)。「イーサ(ETH)」とも呼ばれています。

イーサリアムはビットコインと同じようにブロックチェーンの技術をベースにしながら契約も管理するスマートコントラストの概念も持ち合わせます。

また、マイクロソフトがイーサリアムをベースとしたツールの導入や連携をしたり、マイクロソフトをはじめとした欧米約30社が「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス」を立ち上げ、三菱UFJフィナンシャル・グループなども参加しているなど、多くの企業の支持を受ける通貨でもあります。

イーサリアムの発行上限枚数は不明ですが、初期発行枚数は7200万枚(一般向け6000万枚、開発者向け1200万枚)と、ビットコインの発行上限枚数2100万枚の3倍以上発行されています。ハードフォークによって誕生したイーサリアム・クラシック(ETC)もあります。

②NEM

NEMはNew Economy Movement(新しい経済活動)の略で、今はNEMと呼ばれ、通貨の単位は「XEM(ゼム)」になります。発行枚数は8,999,999,999XEMで、約1600人の投資家に均等に分けられました。

そのため、ビットコインのようにマイニングにより新規発行されることはありません。また、ビットコインではマイニング(採掘)と呼ばれるのに対し、NEMではハーベスティング(収穫)と呼ばれています。これは、特に承認作業をしなくても報酬が得られるためです。

ビットコインの承認時間はおよそ10分ですが、NEMは約1分と早いのが特徴です。そして、NEMの最大の特徴がmijinです。mijinは安全性が高くスピーディーでコストダウンを図ることが期待でき、決済システムや契約システム、資産管理システムなど、さまざまな用途に使用できるプライベートチェーンです。

③TenX

TenXは略号が「PAY」で2017年6月に公開されました。COMITを活用したTenXカードは、登場と同時に世界中から注目を集めています。TenXカードは、暗号通貨版のデビットカードであり、手軽に使えるだけでなく通貨の保有量に対して報酬を得れるカードでもあります。

TenXカードはすでに世界200ヶ国以上の店舗やATM、ネットショップで利用ができます。通常のデビットカードであれば予めチャージが必要ですが、TenXカードの場合は決済するタイミングのレートが適用され、レートには手数料も含まれていません。

そして、保有量や取引量に応じて、イーサリアムで報酬を受け取ることもできます。暗号通貨をリアルな決済に使うことにアプローチしている暗号通貨です。

④OmiseGo

OmiseGoは、ブロックチェーンをベースとした決済プラットフォームのトークンであり、運営会社の創業者は日本人でタイやシンガポール、インドネシア、日本などに拠点があり、東南アジア向けに展開しています。

イーサリアムベースの暗号通貨であり、SBIホールディングスや三井住友グループも出資しています。また、イーサリアムの開発者であるVitalik氏も絡んでいるため、注目を集めています。

2017年6月に公開されたばかりですが、東南アジアでは銀行口座やクレジットカードがない人でも使えるため普及が広がっています。

⑤IOTA

IOTAは2016年7月に公開され、ブロックチェーンは使っていない暗号通貨で、少額決済に特化しています。分散型台帳Tangleを使っており、送料無料で処理スピードも高速なのが特徴です。

発行枚数は約27兆枚と非常に多く、暗号通貨時価総額ランキングでは常に10位以内に入っています。

まとめ

ビットコイン以外にもたくさんの魅力的な暗号通貨があります。信頼できる取引所を通して、興味のある通貨を手に入れてみましょう。よほどのことがない限りは、これから暗号通貨市場はさらに大きくなっていくため、早いうちからマークしておきましょう。

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