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農業×テクノロジーで急成長!アグリテックの解説と成功事例3つ

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昨今、日本の農家就業人口は減少の一途を辿っており、その背景には少子高齢化若者の農業離れといった原因があります。

65歳以上の農業就業人口割合は上昇していく一方で高齢化が止まりません。

農林水産省が提供している統計資料を見ても、農家減少の勢いは明白であり、今後もこの流れが続くと見られており、日本農家の衰退は免れないでしょう。

農家減少の勢いが強まる反面、それに対する動きも強まってきています。それが「アグリテック」です。

聞きなれない方も多いかも知れませんが、これはIoTやAIの技術を駆使し農業の効率化を目指すというものです。

本記事では「アグリテック」は具体的にどのようなものか、また成功事例などを例にあげて「アグリテック」について解説していきたいと思います。

アグリテック=農業×テクノロジー

Agritech(アグリテック)とは、農業(Agriculture)と技術(Technology)を組み合わせてつくられた言葉であり、現在の農家が抱える問題を技術により解決を図るというものです。

アグリテックの定義

アグリテックは、農業全般に技術を活用した先進的な取り組み。またはそのような取り組みを実現する技術やサービス。

ひとつの政策や対策を指す言葉ではなく、農業を技術で効率化しようという動きそのものをアグリテックと呼ぶようですね。

言葉が挿す範囲や対象は少し曖昧ですが、IoT活用による農業の効率化というイメージで良いかもしれません。

アグリテックを進める上での課題

現在、農家が抱えている問題は多く、アグリテックを進める上で必ず直面する問題でもあります。

こちらではどのような課題があるのか、確認していきたいと思います。

アグリテックの課題

  • 新規の就業者増加
  • 作業の効率化
  • 情報の共有

新規の就業者増加

農家が抱えている問題として、真っ先にあげられるものは高齢化です。

これは若者の新規就業者がほとんどいないため起こってしまっている問題です。農家に限らず、日本の至上命題でもあります。

これを解決するためには、取り組みやすい農業を実現することが必要不可欠と言われています。

農業機械に作業をサポートする装置をとりつけ、農業経験の浅い人でも取り組みやすい環境を作ること。これにより新規の就業者増加を期待できるとされています。

作業の効率化

農業のほとんどの作業は人の手によって行われており、その労力は計り知れません。

人が操作する機械を完全に自動化することで、かかる労力をおさえたり、作業量を増やすことができます。

例えばコンバインにGPS自動走行機能を搭載すれば、無人化や夜間にも作業を行うことができます。

このような作業の効率化が求められています。

情報の共有

農業の現場だけではなく、生産者と消費者を繋ぐ情報という形でも問題はあります。

クラウドシステムの活用により、農作物や生産者の正しい情報を共有することにより、消費者に安心と安全を提供するというものです。

次ページ:阿栗テックを取り入れる3つのメリット

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