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4Kテレビと4K対応テレビの違い
2018年12月から始まる新4K衛星放送ですが、すでに2013年から4K対応テレビは市場に出回っていました。
そして2018年から4Kテレビの商戦も始まろうとしており、新4K衛星放送開始までにますます過熱して行くと思われます。
ところで今、4K対応テレビと4Kテレビと微妙に違う単語を使用したことに気付いたでしょうか?
一見同じような意味の言葉に見えますが、実は4K対応テレビと4Kテレビは明確に違いがあります。
この違いを把握していないと、4Kを見ることができるテレビを買ったはずなのに4K放送が見られなかったり、もしくは買わなくても良い余計な設備を購入してしまう恐れがあります。
ここでは4K対応テレビと4Kテレビの違いを解説したいと思います。
4K対応テレビとは?
4K対応テレビとは、4Kを表現できる高精細な画像を表現することができますが、BS・110 度CS用の4K対応チューナーが内蔵されていないテレビのことです。
新4K衛星放送は2016年から試験放送をしていましたが、各社から4K対応チューナーが発表されたのは2018年に入ってからです。
2018年以前は、4K対応チューナーはまだ開発段階だったため、この時期に市場にあった4K対応テレビにはチューナーの機能は備わっていません。
4K対応テレビは、Blu-ray Discや、動画配信サービスなどの4Kコンテンツに対応していることを表すという意味で、4K対応テレビと呼ばれています。
4Kテレビとは
4Kテレビとは、4Kを表現できる高精細な画像を表現することができ、BS・110 度CS用の4K対応チューナーが内蔵されているテレビのことです。
4Kチューナーは2018年になってようやく各社から発表され始めました。
そのため、4Kテレビも今年から市場に出回ると予想されますが、今のところ4Kチューナーが内蔵されている4Kテレビは東芝のレグザ M520Xのみとなっております。
4K対応テレビと4Kテレビどちらを買うべきか
すでに4K対応テレビを購入済みの方の場合は、4Kテレビに買い替える必要はありません。
4K対応チューナーを別途購入し、4K対応テレビと接続すれば4Kテレビと同じように4K放送が楽しめるようになります。
今から4K放送に向けて設備をそろえる方は、4Kテレビを選びましょう。
BS・110 度CS用の4K対応チューナーを別途揃える必要がないので、費用面、スペース面、設置の手間などあらゆる面で4Kテレビを選ばない理由はないと言えます。
4K放送を受信する仕組み
新4K衛星放送をすべて楽しむためには、4K対応アンテナが必要になるのはすでに説明しました。
しかし、なぜ同じ衛星放送なのに既存のBSアンテナでは受信できないのでしょうか?
その理由を知るために、ここでは4K放送の受信の仕組みについて簡単に解説します。
BS・110度CSはすでに放送できるチャンネル数の限界
BS・110度CSの衛星放送では各衛星から「右旋円偏波」で電波が送られています。
あまり聞きなれない単語ですが、”右旋”とは衛星から見て右回りに回ることを表します。
そして、”円偏波”とは波が回転しながら進むことを表します。つまり、「右旋円偏波」をざっくりいうと「衛星から見て右回りで回転しながら進む電波」とイメージしてください。
このBS・110度CSで使用している右旋円偏波ではすでに現在使用しているチャンネルでいっぱいのため、あたらしく新4K用にチャンネル増やす余裕がありませんでした。
新4K8K衛星放送で採用された”左旋”円偏波
そこで採用されたのが、「左旋円偏波」です。
「右旋円偏波」とは逆に「衛星から見て左回りで回転しながら進む電波」をイメージしてください。
左旋円偏波を採用することで、効率的に電波を利用して新4K・8K用のチャンネルを追加させることが可能になりました。
新4K用のチャンネルと増やすことができた左旋円偏波という新しい方式ですが、その新しい方式の電波を受信するためのアンテナが新しく必要になったというわけです。
4Kアンテナで視聴できるチャンネル
4Kアンテナを設置することによって、次のチャンネルが視聴できるようになります。
- NHK BS 8K
- ショップチャンネル4K
- ザ・シネマ4K
- スカチャン4K 1-8チャンネル
- 4K QVC
BSアンテナでは、上記の放送電波を受信することはできないため、4K対応テレビを持っていても、上記チャンネルを視聴することができません。
これから本格的に4K放送・8K放送の普及が進んでいきますので、この機会に4Kアンテナへの切り替えを進めていきましょう。
具体的にどのアンテナを選べばいいのか
新4K衛星放送では新しく左旋円偏波という新しい方式の電波を採用されたため、それを受信できるよう4K対応アンテナが必要となります。
こう説明すると店頭やネットでどのアンテナを買えばいいか迷ってしまいそうですが、一目でわかるように左旋円偏波に対応したアンテナには、「4K・8K対応」のマークがつくようになっています。
そのため、今後衛星アンテナ関連の製品の購入時には、4K・8K対応のマークを選択すると良いでしょう。
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